2023年の最後を飾る開催。中山では芝2000mとダート1200mのメイクデビューが組まれている。芝2000mの番組には前節に除外された馬たちも何頭か回ってくるだろう。どの馬が勝ち上がり、来年の飛躍につなげるのか注目だ。 【12月28日…

 2023年の最後を飾る開催。中山では芝2000mとダート1200mのメイクデビューが組まれている。芝2000mの番組には前節に除外された馬たちも何頭か回ってくるだろう。どの馬が勝ち上がり、来年の飛躍につなげるのか注目だ。

【12月28日(木) 中山芝2000m】
◆コンテソレーラ(牝、父リアルスティール、母エレクトラム、美浦・手塚貴久厩舎)

 母はアメリカで走り、芝の重賞を2勝した。「まだ左のトモに弱いところがあるけど、格上の相手と併せても互角に動く。性格的にも長めの距離で走れそう」と手塚貴久調教師。鞍上は武豊騎手が予定されている。

◆サンドオブエテル(牡、父カリフォルニアクローム、母エテルナミノル、美浦・宮田敬介厩舎)

 エンパイアメーカー産駒の母は愛知杯を勝ち、函館記念3着など活躍した。「まだ緩さがある。本当に良くなるのは先だと思うけど、いいフットワークをしています」と宮田敬介調教師。鞍上はT.マーカンド騎手が予定されている。

◆ダノンホイットニー(牝、父ミッキーロケット、母ダノンチェリー、美浦・大竹正博厩舎)

 ディープインパクト産駒の母はダート1000mで1勝。叔父にドンフランキー(ダート重賞2勝=プロキオンS、東京盃)がいる。ミッキーロケット産駒でもあり、こちらは長めの距離に向きそうだ。「まだ線が細いけど、フットワークがいい。おとなしくて手が掛からないし、操縦性の良さもある。軽い走りをするし、いいところがありそう」と大竹正博調教師。鞍上はB.ムルザバエフ騎手が予定されている。

◆ポーラーウインド(牡、父ダイワメジャー、母ワイルドウインド、美浦・伊藤圭三厩舎)

 母は仏1000ギニー3着。現4歳の半兄ゼッフィーロはアルゼンチン共和国杯を勝ち、香港ヴァーズ2着など活躍中だ。「いい動きをする。距離的には長いところでも大丈夫そう」と伊藤圭三調教師。鞍上は横山武史騎手が予定されている。

(取材・文:竹之内元)