12月28日に中山競馬場で行われる第40回ホープフルS(GI、芝2000m)のデータを紹介する。 今年は、京都2歳S覇者のシンエンペラー、サウジアラビアRCの勝ち馬ゴンバデカーブース、アイビーS3着の牝馬・レガレイラらが、2歳中距離路線のト…

12月28日に中山競馬場で行われる第40回ホープフルS(GI、芝2000m)のデータを紹介する。

今年は、京都2歳S覇者のシンエンペラー、サウジアラビアRCの勝ち馬ゴンバデカーブース、アイビーS3着の牝馬・レガレイラらが、2歳中距離路線のトップを目指して集結。

ここでは過去10年のうち、GIに昇格した2017年以降のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■GI昇格後はクラス実績重視

2017年以降、東京スポーツ杯2歳S組がトップの成績で、【3.0.1.9】勝率23.1%、複勝率30.8%、回収値は単728、複136をマーク。昨年、14番人気で勝利したドゥラエレーデが回収値を底上げしている。大穴をあけた同馬だが、前走の東スポ杯2歳Sでは勝ち馬とは0秒2差の4着。3着ハーツコンチェルトとはタイム差なしだったにも関わらず、当日ハーツコンチェルトは5番人気。ドゥラエレーデがダートの未勝利戦を勝ち上がってきたためか、芝GI舞台で軽視されたが、どんな臨戦過程でも東スポ杯2歳Sで差のない競馬ができた馬はしっかりマークする必要がある。

ショウナンラプンタは東スポ杯2歳Sで0秒5差の4着だったが、先行馬が上位を独占する中で最後方から追い込んでのもの。新馬戦はスロー勝負を2馬身半差をつけて勝利したうえに、京都2歳Sで3着だったサトノシュトラーセを下しており、11/14の抽選突破が叶えば軽視禁物だ。

・東スポ杯2歳S【3.0.1.9】 ・萩S【2.1.0.2】 ・京都2歳S【1.1.0.7】 ・紫菊賞【0.1.1.0】 ・アイビーS【0.1.1.1】 ・デイリー杯2歳S【0.1.0.0】 ・黄菊賞【0.1.0.5】 ・百日草特別【0.0.1.2】 ・芙蓉S【0.0.1.4】 ・新馬【0.0.1.10】

東スポ杯2歳S以外の重賞組は【1.2.0.10】複勝率23.1%、複回収値60と人気ほど信頼できない傾向。好走馬は京都2歳Sとデイリー杯2歳Sから出現しており、このうち前走2着以内でも【1.2.0.5】複勝率37.5%。京都2歳Sに勝利したシンエンペラーはチャンス十分も強気には狙えないか。

サウジアラビアRCに勝利したゴンバデカーブースも人気の一角となりそうだが、同組は2021年のコマンドラインが当日1番人気で12着に惨敗。1頭のみでサンプル数が少ないものの、東京芝1600mの新馬戦→サウジアラビアRC連勝の過程は同じ。軸には向かない印象だ。

重賞以外のOPクラス組は萩SとアイビーSに安定感あり。このうちノーザンファーム生産馬が【2.2.1.1】複勝率83.3%と、同牧場が好んで使うローテのひとつだ。今年、これに該当するはレガレイラだけ。抽選突破なら圧倒的な軸候補となる。

1勝クラス組は2020年ヨーホーレイクが4番人気3着、21年ジャスティンパレスが4番人気2着、22年キングズレインが6番人気3着と、最近は人気以上の好走が続いている。【0.2.2.21】のうち、前走が芝のレースで勝利した中4週以上の馬であれば【0.2.2.6】複勝率40.0%を記録。GI舞台で間隔が詰まった状況は若駒にとってハードルが高く、その逆は狙えるということだ。センチュリボンドとヴェロキラプトルは押さえが必要だろう。

新馬、未勝利組に目を向けると、GI昇格後は合わせて【0.0.1.24】と厳しい傾向。同組は抽選を通ったとしても軽視が妥当だ。

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(SPREAD編集部)