美女馬券師のGI最終決断守永真彩~有馬記念編◎タイトルホルダー◯ジャスティンパレス▲タスティエーラ☆スターズオンアース△スルーセブンシーズ△ソールオリエンス△ライラック△ドウデュース 守永真彩です。いよいよ、今年を締めくくるグランプリレース…

美女馬券師のGI最終決断
守永真彩~有馬記念編



◎タイトルホルダー
◯ジャスティンパレス
▲タスティエーラ
☆スターズオンアース
△スルーセブンシーズ
△ソールオリエンス
△ライラック
△ドウデュース

 守永真彩です。いよいよ、今年を締めくくるグランプリレースのGI有馬記念(12月24日/中山・芝2500m)! 

 この時期になると毎年、「一年が早かったな〜」と思うのですが、今年はあまり「早かった」とは感じておりません。有馬記念が終わったあとも、大晦日までお仕事が続くので......。個人的にはまだ、一年が終わる感覚になってないのかも(笑)。

 とはいえ、今年は競馬場でのイベントが増え、マスクで隠れていた競馬ファンの笑顔を直接見られたりと、充実して幸せな一年だったなと思います。コロナ禍のトンネルが長かったからこそ、明けた時の景色の美しさに、あらためて感謝したくなりますね。

 さて、私にとって日本ダービーと有馬記念は純粋に応援したい馬を買ってしまうレース。今年、私が特に応援したい馬は......。本命タイトルホルダー!

 今年で3度目の挑戦となる有馬記念。初めて挑戦した3歳時のレースでは、大外16番枠からのスタート。逃げるパンサラッサの2番手で運び、直線の坂で差し馬たちの猛追に屈するも、掲示板は確保しました(5着)。

 2度目の挑戦は13番枠からのスタート。勝ったのは、のちの世界最強馬イクイノックスだから仕方ないとはいえ、後続に捕まると9着に沈んでしまいました。

 中山・芝2500mの舞台はGII日経賞で連覇(2022年、2023年)を果たしているように、コース自体は合っていると思いますが、有馬記念となると、ライバルたちの強烈な末脚に屈しているイメージがあります。(寒すぎる時期が苦手なのかしら? と思うほど冬の成績があまりよくないのは気がかりですが......)今回は過去2回とは違ったローテーションで挑んできていることに魅力を感じます。

 初めて挑んだ有馬記念の前走はGI菊花賞(阪神・芝3000m)。そして、昨年の前走は海外GI凱旋門賞(フランス・芝2400m)。完全に私個人の見解ですが、過去2年はそれぞれ前走のレースで目イチに仕上げていたのでは? と思うのです。実際に菊花賞では優勝、凱旋門賞では11着でしたが、日本馬最先着を遂げました。

 今年の前走はGIジャパンC(11月26日/東京・芝2400m)でしたが、東京の芝2400mは手放しで合う条件とは思えません。そもそもイクイノックス、リバティアイランドという最強馬たちだけではなく、同型のパンサラッサもいたジャパンCよりも、最大の目標に置いていたのは引退レースとなる有馬記念のほう、という気がしてならないのです。

 加えて、今年引き当てた枠は2枠4番。日本ダービーは「最も運のいい馬が勝つ」という格言がありますが、有馬記念も枠の運という意味では「運のいい馬が勝つ」レースだと感じています。さらに、過去20年でクリスマスイヴに行なわれた有馬記念は2度あって、ディープインパクトとキタサンブラックが勝利。どちらもラストランで有終の美を飾りました。

 また、有馬記念と言えば"世相馬券"ですが、今年は阪神タイガースが日本一に輝いたことで、タイトルホルダーの名前が聞こえてきそうです(タイトルホルダーは"阪神"競馬場3戦3勝、生産牧場は岡田彰布監督と同じ苗字の"岡田"スタッド)。どうかラストラン、悔いのないレースとなりますように! 応援しております。

 対抗はジャスティンパレス。現在、GI天皇賞・秋(東京・芝2000m)から挑んだ馬が3連勝中の有馬記念。今年、天皇賞・秋(10月29日)から出走するのはジャスティンパレス1頭のみ!

  昨年の有馬記念では7着という結果に終わりましたが、その後の活躍には目を見張るものがあります。この充実度からも、今年はさらに上の着順にくる可能性は高いように感じますし、馬券の軸としても信頼できます。

 ▲はタスティーラ。過去10年で前走が菊花賞だった馬は13頭いて、2勝、2着2回、3着2回、着外7回。連対率31%という数字は悪くありません。中山競馬場も過去に2回走って、GII弥生賞(3月5日/中山・芝2000m)1着、GI皐月賞(4月16日/中山・芝2000m)2着と好相性です。

 今回は、新馬戦以来となるライアン・ムーア騎手とのコンビ。名手のエスコートで、今年のダービー馬が初の古馬との対戦でどんなレースを見せてくれるのか、楽しみです。

 ☆はスターズオンアース。天皇賞・秋を回避して6カ月半の休み明けとなったジャパンCが、イクイノックス、リバティアイランドに続く3着。決して順調とは言えないローテーションで、あの3着という結果は、非常に価値のあるものだったと思います。ただ、唯一気になるのが大外枠というところ......。

 2023年、スポルティーバでの私の担当は今回の有馬記念が最後。今年もコラムを読んでくださったみなさま、ありがとうございました! また来年もお会いできますように。

 よいお年をお迎えください!

【推奨馬券】
◆単勝・複勝=(4)
◆馬連ボックス(10通り)=(1)(4)(10)(13)(16)
◆3連複フォーメーション(18通り)=1頭目(4)、2頭目(1)(10)(13)(16)、3頭目(1)(5)(8)(10)(13)(15)(16)