KA神奈川、ダブルス失うも平野美宇がストレートで逆転導く　張本美和は勝因に言及「何度も対戦していたので……」【Tリーグ】

「ノジマTリーグ 2023-2024シーズン」は23日、各地で試合が行われ、木下アビエル神奈川はトップおとめピンポンズ名古屋と対戦。3－1で勝利を収めた。

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■厚い選手層でカバー

首位のKA神奈川は1番手のダブルスに木原美悠、張本美和のペアが出場。

木村香純、南波侑里香ペアとの戦いは互いに拮抗した展開となり、それぞれが1ゲームずつを奪い合う。迎えた第3ゲームは8－9で木原、張本がタイムアウト。追い込まれたなか、8－11で落としトップ名古屋に軍配が上がった。

続く2番手のシングルスでは平野美宇が出場し、南波と対決。第1ゲームは南波が6連続ポイントでリードしたなか、平野が徐々にプレッシャーをかけ10－10となり、最後は平野の3球目攻撃が決まり逆転に成功。続く第2ゲームは序盤から平野がポイントを重ね、そのまま11－5でものにする。第3ゲームは点の取り合いとなったなか、11－8で勝利した。

■持ち直した長崎が奮起

3番手には張本美和が出場し、安藤みなみとのマッチアップ。第1ゲームは張本が圧倒し、11－3で好スタート。続く第2ゲームも張本が落ち着いた試合運びで11－6でものにする。

第3ゲームは安藤がリードしたなか、鋭いチキータを見せるなど張本が追いすがったが、最後は9－11で安藤に軍配。第4ゲームも終盤以降にポイントを重ねた張本が11－7で勝利し、第3マッチをものにした。

4番手には長﨑美柚が出場し、ユエン・シュエジアオと対戦。立ち上がりから積極的な姿勢を見せるユエンに長﨑は押され9－11で失うが、第2ゲーム途中から持ち直した長﨑が11－8で取り返す。

しかし、鋭い攻めで主導権を握るユエンが第3ゲームを奪取。長﨑も第4ゲームは連続ポイントで勢いに乗り11－3でものにすると、勝負の第5ゲームで最後はサービスエースを決め11－8勝利。KA神奈川の勝利を確定させた。

張本は試合後に「今は率直に嬉しい。1番のダブルスを落としてしまったので嬉しい」とコメント。安藤との対戦に対し、「お互い何度も対戦したことがあったので球の回転だったり、いつもと違うことを心掛けた」と勝因を語った。

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（Y.Imoto／SPREAD編集部）