12月24日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。年の瀬を飾る大一番にジャスティンパレス(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)が横山武史騎手とのコンビで出走を予定している。  ジャスティンパレスは父ディープインパ…

 12月24日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。年の瀬を飾る大一番にジャスティンパレス(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)が横山武史騎手とのコンビで出走を予定している。

 ジャスティンパレスは父ディープインパクト、母パレスルーマー、母の父Royal Anthemという血統。半兄には23年のステイヤーズSを制したアイアンバローズや、米G1・2勝馬で種牡馬として来日することが発表されたPalace Maliceがいる。20年のセレクトセールで2億900万円(税込)で取引された。

 21年9月に中京競馬場でデビューして初勝利。続く黄菊賞も白星を飾ると、同年のホープフルSで2着に好走した。その後はクラシックに進み皐月賞、日本ダービーに出走。神戸新聞杯で重賞初制覇を果たした。三冠最終戦の菊花賞では勝ち馬と0.1秒差の3着に。長距離に高い適性を見せた。

 23年は阪神大賞典から始動して快勝。天皇賞(春)で後続に2馬身半差をつけて初のGI制覇を成し遂げた。その後もハイレベルな古馬GIに挑み、宝塚記念で3着を確保。前走の天皇賞(秋)では、後方待機策から上がり最速3F33.7秒の末脚が炸裂。勝ち馬イクイノックスに0.4秒差の2着となった。通算成績は12戦5勝。

 所属する杉山晴紀厩舎は17日現在、53勝でリーディング1位。手綱を執る横山武史騎手は関東リーディング1位かつ、JRA重賞20勝のうち、中山競馬場で10勝を挙げている。

 前走後塵を拝したイクイノックスが引退した今、ジャスティンパレスが現役トップクラスの実績を持つことは間違いないだろう。今回の有馬記念ファン投票ではイクイノックス、リバティアイランドに次ぐ291,113票を獲得。多くの期待を背負って有馬記念に挑む同馬にぜひ注目したい。