22年のエリザベス女王杯覇者ジェラルディーナ(牝5、栗東・斉藤崇史厩舎)が20日、JRAの競走馬登録を抹消された。今後は北海道安平町のノーザンファームで繁殖牝馬となる予定。JRAが同日、ホームページで発表した。  ジェラルディーナは父モ…

 22年のエリザベス女王杯覇者ジェラルディーナ(牝5、栗東・斉藤崇史厩舎)が20日、JRAの競走馬登録を抹消された。今後は北海道安平町のノーザンファームで繁殖牝馬となる予定。JRAが同日、ホームページで発表した。

 ジェラルディーナは父モーリス、母ジェンティルドンナ、母の父ディープインパクトという血統。母は12年の三冠牝馬でGI・7勝の名牝。

 20年9月に母も管理した石坂正厩舎からデビュー。3戦目で勝ち上がり、そこから中2週で阪神JFにも出走した。翌年2月のエルフィンSを最後に石坂厩舎が定年により解散、斉藤崇厩舎へ転厩となった。その後7月から10月にかけて条件戦を3連勝、一気にオープン入りを果たした。以降は重賞で惜敗が続いたが、22年9月のオールカマーで待望の重賞初制覇。母が有終の美を飾った中山で産駒初の重賞タイトル獲得となった。

 勢いそのままに臨んだエリザベス女王杯では大外から直線で突き抜け完勝。一気にGIホースへと上り詰めた。その後は有馬記念で3着など大舞台で活躍。今年は春と秋に香港遠征を敢行し、10日の香港ヴァーズがラストランとなった。通算成績は23戦6勝。

(JRAのホームページより)