新たなストリートスポーツの潮流を作り出し続ける、ARK LEAGUEが主催する日本発のBMXフラットランド世界大会「FLAT ARK 2023 in 阪神甲子園球場」が兵庫県西宮市の阪神甲子園球場グラウンド内にて、今週末の2023年12月2…

新たなストリートスポーツの潮流を作り出し続ける、ARK LEAGUEが主催する日本発のBMXフラットランド世界大会「FLAT ARK 2023 in 阪神甲子園球場」が兵庫県西宮市の阪神甲子園球場グラウンド内にて、今週末の2023年12月23日(土)~12月24日(日)の2日間にわたって開催される。

今回、本大会は阪神甲子園球場の特別協力の下、球場史上初の試みであるストリートスポーツの世界大会として開催される。なお阪神甲子園球場は2024年8月1日にオープンから100周年を迎えることから、それに先立って2022年より展開されている「阪神甲子園球場100周年記念事業」として本大会の開催が実現した。

そんな記念となる年にほぼ同じくして、今年10周年を迎える本大会には、世界17か国から133名がエントリーが確認されており、世界中から老若男女問わず世界最高峰のBMXフラットランドライダーが集まり、全5カテゴリーにて世界一の称号を争う熾烈な戦いが繰り広げられる。

そしてなんと今回は、今年38年ぶりの日本一を達成した阪神タイガースのホームであり、高校球児の夢の舞台でもある日本野球の聖地「阪神甲子園球場グラウンド内」に特設ステージを設置。今回来場するお客さんは、野球界で数々の歴史的な熱戦が繰り広げられ、多くの興奮と感動を生み出してきたこのグラウンドに実際に降りて、2日間を通してストリートスポーツの世界大会を楽しむことができる。


まさに「阪神甲子園球場100周年記念事業」として常に新たなストリートスポーツの潮流を作り出し続ける「ARK LEAGUE」とのタッグだからこそ可能になるイベントと言えるであろう。

更に今回は特別エキシビジョンマッチとして、世界を代表するBMXフリースタイルパーク種目東京五輪代表の中村輪夢と、つい先日世界選手権で新チャンピオンとなったスケートボードストリート種目東京五輪代表の白井空良がフラットランドの舞台で激突。この大会でしか見られない異種格闘技的な一戦も見逃せない。

以下は今年の世界チャンピオンの座を争う、今回注目のトップライダーたち5名をピックアップして紹介する。

「FLAT ARK 2023 in 阪神甲子園球場」注目選手

片桐 悠(日本)



©Hikaru Funyu / YUSF

ここ最近国内外関わらず出場する大会はほぼ優勝していることから現在世界最強との呼び声の高い最先端を突き進む若手代表のライダー。そんな彼の代名詞は「フルバイクフリップ」という自分の身体のお腹側でバイクを横に一回転しキャッチする技。今までも様々な大会で結果を残してきた彼だが、今年は「X Games Chiba 2023」や「YUSF FLATARK 2023」でも優勝している。そんなシーズン最後の大会を有終の美で終えるのか?

鈴木 仁菜 (日本)



©Hikaru Funyu / YUSF

昨年の「YUSF FLATARK 2022」GIRLS CLASSで優勝に輝いた彼女は、今年の「YUSF FLATARK 2023」でも見事優勝。高身長から繰り出されるトリックの数々は観客を魅了する。国内最高峰の大会で優勝を重ねる若き実力者が今回世界の強豪ライダーを相手にどんなパフォーマンスを見せてくれるのか注目だ。

Varo Hernandez / ヴァロ・ヘルナンデス(スペイン)



スペイン・マドリード出身のプロライダー。フロントトリックとリアトリックを繋ぎ合わせるトランスファーを得意とするオールラウンドなライディングを魅せる彼はスペイン王者になった経験を持つ。今回はライダーとしてだけではなくMENS EXPERT CLASSのジャッジとしても本大会に関わってくれる。

Sietse Van Berkel / シーツェ・ファン ベルケル(オランダ)



今年のUCI世界選手権では6位になり、世界的にも有名なオランダ人プロライダー。独特なスキルを持ち合わせ、自身のオリジナルトリックである「ステムスタンドノーハンドスピン」は未だ彼しかできないトリック。今回もオリジナルトリックを含めた独創的な技の数々で日本人ライダーたちを相手にどんな戦いを繰り広げてくるのか注目のライダーだ。

Louise Seigneur / ルイーズ・セニュール (フランス)



今年はヨーロピアンチャンピオンシップで準優勝を収め、近年WOMENSクラスで好成績を残しているフロントトリック、リアトリックを上手にまとめるフランス人ライダー。今回FLATARKとして初開催となる女子の世界一選手権。初代王者の称号を手に入れるのは彼女になるのだろうか?

記念すべきこの大会を更に盛り上げるのは豪華サイドコンテンツ

そして今回は本戦のみならず、子どもから大人までたくさんの来場者がこの阪神甲子園球場グラウンドという聖地でのイベントを心から楽しんでもらうべく、様々なサイドコンテンツが用意されている。本戦観戦はもちろんなのだが、今回はスケートボードイベントや豪華音楽ライブを通して、様々な形でストリートスポーツの持つカルチャーや空気感を肌で体感する2日間にしていただきたい。

Red Bull Mind The Gap Kansai

「Red Bull Mind The Gap」は世界中で開催されているプロ・アマ関係なく誰でも自由に参加できるストリートスケートボードイベント。日本では今年で3年目を迎えるのだが、今回唯一無二のチャンスを得て今年最後のイベント開催地を阪神甲子園球場グラウンドとすることが実現した。


photograph by Joji Shimamoto

「とにかくカッコよくギャップを飛び越える」をコンセプトとするこのイベントでは各ライダーたちが得意とするトリックを含めたライディングでどれだけ観客やジャッジを魅了してこの日一番カッコいいライディングができるかを競い合うスケートボードのベストトリックコンテストだ。

今回は一般の方も体験できるスケートボード試乗会もBMXフラットランド体験会とともに開催されるため是非この機会にスケートボードも実際に乗って楽しんで欲しい。

豪華アーティストによる音楽ライブ

そして記念すべき世界大会を締めくくるのは豪華アーティストによる音楽生ライブ。今回の大会だからこそ実現したスペシャルゲストによるミュージックパフォーマンスを聴きながら、ライダーも観客も一緒に会場一体になってイベントを最後まで全力で楽しもう。

SHINGO★西成 & DJ FUKU


昭和の香り”色濃く残る大阪のイルなゲットー=ドヤ街「西成」・釜ヶ崎は三角公園近くの長屋で生まれ育つ。独自のHip Hop、Reggaeスタイルで、『SHINGO★西成』というジャンルを確立した。これまでの幅広い客演の数々がそれを物語り、いまや大阪のフッドスターとなった。SHINGO★西成が主催した”米カンパライブ”では、炊き出し用の米を約3t集めて、すべて寄付した。2021年“昭和レコード”の看板を引き継ぎ、2022年7枚目のアルバム『独立記念日』をリリース。日本、関西、大阪、地元西成から世界に向けて魂の叫びを響かせる。 

ET-KING


ストレートな言葉と力強いメッセージを武器に、ヒップホップだけでなくバラエティに富んだ音楽を関西弁で聴かせる。お揃いの法被を身に纏い繰り広げるライブのテーマは「お祭り」。歌は「手紙」。ET-KING からみんなにあてた手紙をメロディーに乗せて届けていく。代表曲は「ギフト」「愛しい人へ」。2024年に結成25周年。

最後に:オーガナイザー内野洋平からのコメント

今大会の開催に至った経緯、そして10周年を迎えるこのFLAT ARKに対する想いを、現役プロBMXライダーでありながらオーガナイザーを務める内野洋平を語ってもらった。


まず、FLATARK2023が今年で10年という意識が無かったです(笑) そして、今年8月くらいに阪神甲子園球場から「100周年事業のイベントとして、FLATARKは開催出来ますか?」との連絡を貰いました。その話を聞いた時はテンションバチ上がりしました!

でもスタッフで話してて、今までは10ヶ月程掛けて大会を作って来ていたので、4ヶ月で作り上げるのは到底無理があって、更にクリスマスの日程って海外のライダーたちにはかなり影響を及ぼすよなーって思って、開催は断念するしかないかと考えてました。
ライダーとしての僕は、甲子園球場でBMXに乗れるとか勿論夢の様な話なんですけど、オーガナイザーとしてはもう一つ踏み出せなかったんです。

でもそこで気付いてしまったんです、10年目やん!って(笑)
これに全て背中を押されました!運命的なものを感じて…
そして、キツいけどやろう!と決心したのが8月の終わりです…(笑)

そこから阪神タイガースが優勝して更に決断して良かったって思えたし、甲子園で乗れるって日本中のライダーが超騒いでるし!今はもう楽しみでしか無いですね!

オーガナイザーとして今回皆んなに言いたい事は、「感謝」この一言しか無いです。「ライダーによるライダーの為の世界大会」を10年前に掲げやってきて、その意味の通り、出場する選手がいなかったら世界大会は作れないし、サイクルが上手く回らない!10年間信じて付いてきてくれたシーンの仲間達への恩返しの場だと思ってます。
今年の最後に、思いっきり騒ぎ倒して笑い倒して思い出に残る2日間にして欲しいです!それでは皆さん会場でお会いしましょう!

大会概要

阪神甲子園球場100周年記念事業
名称 / FLAT ARK 2023 in 阪神甲子園球場
名称(読み方) /
フラットアーク ニセンニジュウサン イン ハンシンコウシエンキュウジョウ
日時、開催種目 /
2023年12月23日(土) 8:00~17:00
・メンズオープンクラス予選、ウィメンズオープンクラス予選
・メンズエキスパートクラス予選、ウィメンズノービスクラス決勝
2023年12月24日(日) 8:00~17:00
・メンズオープンクラス決勝、ウィメンズオープンクラス決勝
・メンズエキスパートクラス決勝、メンズノービスクラス決勝
会場 / 阪神甲子園球場グラウンド内(〒663-8152 兵庫県西宮市甲子園町1-82)
主催 / 一般社団法人ARK LEAGUE(アークリーグ)
特別協力 / 阪神甲子園球場
後援 / 兵庫県、西宮市、西宮市教育委員会
メディアパートナー / 朝日放送テレビ株式会社、FM802
参加選手 / 133名
参加国数 / 17か国

観戦チケット / 1日券(12月23日(土)、24日(日))
※2023年11月24日(金)正午発売開始
全て自由席 各日1,000円(前売り)、2,000円(当日)※小学生以下無料
販売エリア / アルプス席、外野席以外全て ※全席自由
スタンド席+グラウンド内で観戦可能
チケットはイープラス、チケットぴあ、ローソンチケットで購入可能

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