格闘技の祭典「RIZIN.45」が31日、さいたまスーパーアリーナにて開催される。大晦日大会のなかでも一際注目を集めるのが「平本蓮 vs. YA-MAN」によるフェザー級の一戦。

この試合について、「RIZIN」漢塾塾長の石渡伸太郎が18日に自身のYouTubeチャンネルで勝敗予想をした。

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■「アレが一発でも当たれば、ゲームが変わる」

まず、キック出身の総合格闘家・雅駿介が両者をキックボクサー目線で解説。「YA-MANは特殊。オープンフィンガーで成り上がる前は勝ち負けを繰り返す選手だったが、山口兄弟とやり始めた辺りから『倒し方』を覚えた」とYA-MANの経歴を振り返り、「朝倉未来選手をKOするまでいっちゃってるので、勢いがすごい」と急成長ぶりを称賛した。

対戦相手の平本については「K-1の申し子と言われていて、若い頃からゲーオ、ゴンナパーを倒したとんでもない実績がある」とし、キックボクサーとして見ると、平本有利と予想した。

その上で、石渡氏は「平本蓮、ボコボコ判定勝ち」と試合の勝敗を予想。その理由について、「まず打撃の交錯において、スピードとパワーが圧倒的に平本選手が上回って見える」とし、テイクダウンの攻防でも「平本選手と組んだことがある人間なら分かると思うんだけど、まあ腰が重い。自分から行けば十分にテイクダウンできるし、トップコントロールも上手。YA-MAN選手が間を突くのは難しいんじゃないか」と、打撃でもテイクダウンでも平本が上回るとの見解を示した。

ただ、YA-MANの“一発”には警戒している様子で、「唯一怖いのが、YA-MAN選手が右手に搭載している“レーザービーム”……アレは何なんですか?」と苦笑い。「アレが一発でも当たれば、ゲームがガラッと変わる」とし、「今回の未来選手を倒したのもそう、“ノーモーションの右”。オープンフィンガーの殴り合いの中で掴んだのかな。ぶん回してる中で、右手だけヒュンッていきなり来たら、平本選手も見えないんじゃないかな」と懸念を述べた。

対して、平本については「クレバーだから、毎回相手によってゲームプランを変えている。打ち合いの最中に気が付いたらサウスポーになっていたりもする」と、今回のYA-MAN戦ではどんな戦術で臨むのか、戦法にも注目していた。最後に「YA-MAN選手も、相当TRIBE TOKYOでMMAの猛者たちに揉まれてきてるから、イージーではない」と締めた石渡氏。立ち技格闘技出身者同士の熱い戦いに注目したい。

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(A.Kudo/SPREAD編集部)