12月24日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。年の瀬を飾る大一番にヒートオンビート(牡6、栗東・友道康夫厩舎)が坂井瑠星騎手とのコンビで出走を予定している。  ヒートオンビートは父キングカメハメハ、母マ…

 12月24日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。年の瀬を飾る大一番にヒートオンビート(牡6、栗東・友道康夫厩舎)が坂井瑠星騎手とのコンビで出走を予定している。

 ヒートオンビートは父キングカメハメハ、母マルセリーナ、母の父ディープインパクトという血統。半兄に19年の京成杯を制したラストドラフトがいる。

 本馬は19年12月に阪神競馬場でデビュー。20年5月に初勝利を挙げると、以降もコンスタントに勝ち星を重ね、21年1月の美濃Sを制してOP入りを果たす。昇級後は中長距離重賞に狙いを定め、21年の目黒記念やチャレンジC、22年の七夕賞で2着と、幾度となく見せ場をつくった。

 6歳を迎えた今年は日経賞から始動して、2戦目となった目黒記念で待望の重賞初制覇。続く京都大賞典は重馬場も影響したのか6着だったが、前走のアルゼンチン共和国杯は3着に入った。通算成績は26戦5勝(うち重賞1勝)。

 これまで何度も好走しながら、手が届かなかった重賞タイトル。実に11度目のチャレンジで、今年ようやくつかみとった。自身初のJRA年間100勝を達成した坂井瑠星騎手の好リズムにも乗って、一気にGI制覇まで上り詰めたい。