「WTT女子ファイナルズ2023」は17日、女子ダブルスの決勝が行われ、長﨑美柚、木原美悠のペアは、孫穎莎、王曼昱(中国)ペアと対戦。ゲームカウント1-3で敗れ、準優勝だった。◆長﨑美柚、木原美悠が最強中国ペアを追い込む好ゲームも 4年ぶり…

「WTT女子ファイナルズ2023」は17日、女子ダブルスの決勝が行われ、長﨑美柚、木原美悠のペアは、孫穎莎、王曼昱(中国)ペアと対戦。ゲームカウント1-3で敗れ、準優勝だった。

◆長﨑美柚、木原美悠が最強中国ペアを追い込む好ゲームも 4年ぶりの世界一には届かず

■韓国、台湾ペアを破り決勝へ

シングルスでは1位、2位に君臨する中国の最強ペアと対峙した長﨑と木原。第1ゲームから積極的に仕掛けるシーンが見られ、第2ゲーム目は11-8で奪取と互角の打ち合い。しかし、第3ゲームに4-11で相手の流れに持ち込まれると、第4ゲームでは10-8とリードしたなか中国ペアの底力の前に屈した。

試合後長﨑は、「私のチキータは最強の武器ですが、それはどの国の選手にも知られている。そこを待たれたり封じるサービスをしたりすると想定してチキータをあえて使わない」と事前にプランをもって臨んだことを明かした。

木原は勝負強さを発揮した中国ペアについて、「競った場面での粘り強さが特徴。そこで1本取れない私たちとの粘り強さ(の差)が現れた」と試合を分けたポイントを回顧。中澤鋭コーチからは「レシーブが苦手分野なのでそこで判断したり、決まったことは思い切ってやれという言葉がけをされた」と第4ゲームに向けてのアドバイスがあったと述べた。

4年前のITTFワールドツアーグランドファイナルでは勝利した相手の敗戦に長﨑は、「率直に悔しい」と正直な想いを吐露。「4年前勝てた選手に今回負けてしまった。また次は同じ舞台で勝てるように頑張りたい」とリベンジを誓った。

最後は敗れた長﨑、木原の2人だが、今大会は世界1位の韓国ペアや前回敗戦の台湾ペアを破り決勝の舞台へたどり着いた。シングルス、ダブルス含めて日本勢最高成績となる準優勝に輝き、地元開催大会で存在感を示した。

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(Y.imoto/SPREAD編集部)