土曜中山11RのターコイズS(3歳上牝・GIII・芝1600m)は、実績馬アナザーリリック(牝5、美浦・林徹厩舎)で高配当を仕留めたい。  昨年の福島牝馬Sの勝ち馬。その後は7着、7着、10着、14着、9着と勝ち負けはおろか、掲示板にす…

 土曜中山11RのターコイズS(3歳上牝・GIII・芝1600m)は、実績馬アナザーリリック(牝5、美浦・林徹厩舎)で高配当を仕留めたい。

 昨年の福島牝馬Sの勝ち馬。その後は7着、7着、10着、14着、9着と勝ち負けはおろか、掲示板にすら載れていないので、「終わった馬」と考えている人が多いかもしれない。しかし、一戦一戦を精査してみるとイメージは変わるはず。5走前のJBCレディスクラシックはダート、前々走の関屋記念は外枠発走になったように精神面に問題があったので参考外。そして前走の福島記念も微妙に長い2000mに加え、4角でスムーズさを欠くシーンがありながら0秒8差の9着だから合格点とできる。

 そこで残り2戦に注目してほしい。ともに舞台は今回と同じ中山芝1600mで、4走前は昨年のターコイズS。ここはトップハンデタイの56キロを背負いながら、0秒2差の7着だった。そして3走前のダービー卿CTは展開不向きの上、4角で外を回る形になりながら、10着とはいえ勝ち馬から0秒5差。つまり、中山芝1600mの2戦に限れば、十分にGIIIで通用する走りを見せているのだ。

 今回はまずまずペースが流れそうなメンバー構成。何より昨年から0.5キロ減の55.5キロが嬉しい。鞍上の津村騎手は先週のカペラSを制覇。人の勢いも味方につけての復活Vがあっても決して驚けない。