エンゼルスからFAでドジャースに移籍した大谷翔平投手が12月14日(日本時間15日)にチームの本拠地であるロサンゼルスのドジャースタジアムで入団会見を行った。プロスポーツ史上最高額と言われる10年総額7億ドル(約993億円)という超大型契…

 エンゼルスからFAでドジャースに移籍した大谷翔平投手が12月14日(日本時間15日)にチームの本拠地であるロサンゼルスのドジャースタジアムで入団会見を行った。プロスポーツ史上最高額と言われる10年総額7億ドル(約993億円)という超大型契約を結んだ大谷は、エンゼルス時代と同じ背番号「17」が入ったドジャースのユニフォームに袖を通して笑顔で会見。冒頭のあいさつでは「今、すごく興奮しています」と語った。大谷がメディア対応するのは4カ月ぶりということもあり、会場には大量のメディア関係者が殺到した。

【映像】大谷翔平、ドジャース入団会見

 球団関係者にユニフォームを着せられた大谷は、ドジャース関係者に感謝をした上で「私にメジャーリーガーとしての最初のチャンスを与えてくださったエンゼルスの皆さん、本当に今振り返っても素晴らしく大切で、忘れられないそんな6年間を、そんな思い出をありがとうございました」と改めて感謝を述べた。

 大谷は2013年から5年間、日本ハムでプレーした後、MLBのエンゼルスに移籍。6年間で打者として171本塁打、投手として38勝を挙げるなど、投打二刀流で活躍。2021年に自身初となるア・リーグMVPを獲得すると2022年にはベーブ・ルース以来となる2ケタ勝利・2ケタ本塁打(15勝・34本)をマークした。2023年はさらに打者として活躍し、10勝・44本塁打で、日本人選手初のア・リーグ本塁打王、メジャー史上初となる2度目の満票でMVPにも輝いた。ただシーズン終盤には右肘靭帯を痛め、その後手術。2024年は投手としてはプレーせず打者に専念することから、FA後もどんな契約になるか、移籍か残留かなど、世界中の野球ファンから注目されていた。

 今秋に行われた右肘の手術については「前回と術式が違う」と説明し、経過は「おおむね予定通り、若干早いぐらいに来ている。十分開幕に間に合うという感じはします」と語った。またア・リーグMVP獲得時に大谷が抱いていたとして話題になった愛犬の名前を「デコピン」と紹介し、メディアの笑いも誘っていた。また、移籍の最大の理由とした勝つことへの意欲については「一番大事なのはやっぱり全員が勝ちに同じ方向を向いているということ。オーナーグループもそうですしフロントも皆さんもそうですし、もちろんチームメイト、ファンの皆さんもそうですしみんながそこに向かっているというのが一番大事かなと思います」と熱く語った。
 

(『ABEMA NEWS』より)