デイリー杯2歳Sを制したジャンタルマンタル(牡2、栗東・高野友和厩舎)が、朝日杯フューチュリティステークス(2歳牡牝・GI・芝1600m)でGI初制覇を目指す。  ジャンタルマンタルは父Palace Malice、母インディアマントゥア…

 デイリー杯2歳Sを制したジャンタルマンタル(牡2、栗東・高野友和厩舎)が、朝日杯フューチュリティステークス(2歳牡牝・GI・芝1600m)でGI初制覇を目指す。

 ジャンタルマンタルは父Palace Malice、母インディアマントゥアナ、母の父Wilburnの血統。父は13年のベルモントSの覇者。その母パレスルーマーは後に輸入されて、今年の天皇賞(春)を制したジャスティンパレス、同じくステイヤーズSで重賞初制覇したアイアンバローズなどを送り出した。それだけに持込馬ではあるが、日本に馴染み深い血統といえる。

 ここまで2戦2勝。新馬、デイリー杯2歳Sはともに先団から抜け出しての完勝。現状ではやや折り合いに課題を残すが、前走に続いてのマイル戦とあれば心配はいらない。初騎乗となる川田将雅騎手を背にどんな走りを見せてくれるのか、期待は高まるばかりだ。

 Smart Strike系の現役種牡馬となると、日本には同じくPalace Malice産駒のストラクターしかいないので、今後の成績次第では種牡馬としても期待される逸材。まずはここで一つ目のビッグタイトル獲得を手にしてみせる。