その年の世相を漢字一文字で表す師走恒例の「今年の漢字」が『税』に決まった12月12日、イングランド・プレミアリーグのマ…

 その年の世相を漢字一文字で表す師走恒例の「今年の漢字」が『税』に決まった12月12日、イングランド・プレミアリーグマンチェスター・シティが日本語公式エックス(旧ツイッター)を更新。クラブの今年の漢字を『三』とした“コラ画像”を発表し、大きな話題となっている。

 この『三』は、FAカップ、プレミアリーグ、そして欧州チャンピオンズリーグの三冠達成を意味するものと思われ、京都・清水寺の森清範貫主を模して、チームを指揮するジョゼップ・グアルディオラ監督がチームカラーの袈裟を纏い、筆を手に、文字を書き終えた瞬間を捉えた合成写真を作成した。背景は、クラブの本拠地・エティハド・スタジアムとなっている。

 日本の恒例行事のパロディであるが、その出来映えに日本人ファンから以下のようなコメントが寄せられた。

「いろいろツッコミどころ満載の画だな」
「“三”を書き終わって筆がその位置にあるってことは、ペップ師匠もしかして書き順無視してる?」
「ほっそい筆でどうやって書いたんだよw」
「どういう書き順?笑笑 あと筆細すぎ笑笑」
「これ怒られないよね大丈夫?」
「雑コラすぎて好きw」

■クラブは現在、財務規定違反で訴えられている

 三冠達成に加えて現在、世界で最もリッチなクラブであるマンチェスター・シティは、今夏に日本ツアーを実施し、日本語専用のSNSを運用するなど、日本のマーケットに対しても力を入れており、これまでも「コラ画像」を作成、公開してきた。だが、今回の「今年の漢字」も過去の例に漏れず、“不完全さ”が目立つ画像となっている。

 加えてマンチェスター・シティは現在、プレミアリーグの財務規定に違反したとして訴えられており、今回の「今年の漢字」の発表を前に、クラブがエックス上で「あなたが思うマンチェスター・シティの今年の漢字は何ですか?」と募集した際には、アンチファンからのコメントが目立っていた。その流れもあっただけに、今回の『三』にも「不正だ」とも指摘されている。

 この危機と批判を乗り越えることができるのか。果たして今後、クラブはどういう道を歩むのか。今年の『三』の画像を見れば見るほど、来年の漢字が気になる。

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