現地時間12月9日、スペイン1部ラ・リーガの第16節が行われ、サッカー日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダが…
現地時間12月9日、スペイン1部ラ・リーガの第16節が行われ、サッカー日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダが3−0でビジャレアルに完勝。久保は1ゴール1アシストで全3得点に絡む活躍を見せた。
敵地での一戦。自身にとっては古巣対決となった一戦で、久保は4-3-3の右ウイングに入った。試合が動いたのは前半38分で、右CKから久保が左足で精度の高いボールを入れるとニアサイドでミケル・メリノが頭で合わせて先制。その3分後の前半41分にはショートコーナーの流れから久保からのパスを受けたアルセン・ザハリャンがミドルシュートを放つとマルティン・スビメンディがコースを変えて追加点を奪った。
そして迎えた前半アディショナルタイム。前線からのプレスでボールを奪うと、ウマル・サディクからの横パスをゴール前中央で受けたメリノが、右サイドでフリーとなっていた久保へ意表を突いたヒールパスを送る。ボールを受けた久保は左足タッチで一気にスピードを上げた後、利き足ではない右足で、ニアサイドのわずかなコースを通してゴールネットを揺らした。
久保にとっては9月30日の第8節アスレティック・ビルバオ戦以来、リーグ戦8試合ぶり、公式戦では13試合ぶりとなるゴール。今季の5ゴールすべてを左足で決めてきた久保にとっては、今季初の“右足弾”となった。
■「右足でニアにシュート決めてるやん」
約2か月ぶりとなる久保のゴールに対して、SNS上では以下のようなコメントが寄せられた。
「珍しく右足で決めた 久保ナイスゴール」
「この前の試合で練習していた右足でのシュート。久保建英は右足の精度を高めてさらに攻撃のパターンを増やし始めている。」
「逆足の右足でニアにシュート決めてるやん タケすごい!!!」
「フリーで受けてワンタッチ大きめかと思ったら助走つけて右足とかなんなんこれ笑」
「久保の久々のゴール。右足で決めた意味は大きい!」
久保の“右足弾”は、昨季開幕戦(対カディス)で決めた左足トラップからの右足ボレー弾以来。昨季は全9得点中8得点、今季はここまでの6得点中5得点は、すべて左足で決めたもので、非常にレアなゴールと言える。
ゴールのなかった約2か月の間、右足シュートを試みる場面は何度もあった久保だが、得点には繋がらず。その中で決めた“右足弾”は、久保のさらなる“進化”を意味するのかも知れない。ミッドウィークに行われる次戦、欧州チャンピオンズリーグ・インテル戦での活躍にも期待だ。