男子テニスで世界ランク47位の西岡良仁が主催する「Yoshi‘sCUP」は10日に大会最終日を迎え、決勝戦で2年連続の出場となった川西飛生が第1シードの田畑遼を3-6, 6-3, [10-4]の逆転で破り、優勝を飾った。>>【動画】川西飛…

男子テニスで世界ランク47位の西岡良仁が主催する「Yoshi‘sCUP」は10日に大会最終日を迎え、決勝戦で2年連続の出場となった川西飛生が第1シードの田畑遼を3-6, 6-3, [10-4]の逆転で破り、優勝を飾った。
>>【動画】川西飛生が接戦制しYoshi‘sCUP優勝、最後は10ptのマッチタイブレーク<<
この大会は、本気でプロを目指す子どもたちのために西岡が発起人となってスタートし今年で3回目の開催。入賞者にはジュニア選手大会としては異例の活動支援金を提供し、海外でプレーするためのサポートを行う。初代優勝者は松岡隼、第2回王者は前田透空。なお、今大会の優勝者には活動支援金として300万円のサポートプログラムが提供される。
今大会には今年8月に行われた日本ジュニアの各年代の頂点が決する大会、ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権2023(日本/東京、ハード、有明テニスの森公園 テニスコート)の16歳以下シングルスで優勝した田畑遼、準優勝の松村怜、4強入りした逸崎獅王と高橋光が参戦。
さらに同大会の14歳以下シングルスで優勝した柳宏優、先月行われた中牟田杯で優勝した奈良恒輝、昨年の15歳以下ジュニア選抜を制した川西飛生、昨年の全日本ジュニア選抜室内で準優勝した神山宏正の8選手が名を連ねた。
1日目となる9日に出場8選手が2グループに分かれたラウンドロビン(総当たり戦)が行われ、決勝トーナメントに進出する4選手が決定。そしてこの日は準決勝・決勝とラウンドロビンで敗れた4名が対戦する順位決定トーナメントが行われた。
決勝戦、昨年は全敗で大会を後にした川西と第1シードの田畑が対戦。開始から互いにアグレッシブなプレーで試合を進めると第4ゲームで田畑が先にブレークに成功。その後も安定したサービスゲームを川西が崩せず、田畑が第1セットを先取する。
続く第2セット、両者サービスキープが続くと第8ゲーム、川西がブレークポイントを握る。最後は田畑のボールが大きくアウトとなりブレークに成功。直後のサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームをキープし川西が1セットオールに追いつく。
迎えた10ポイントのマッチタイブレーク、勢いに乗る川西はパッシングショットやバックハンドウイナーを決めるなどし5-1とリード。反撃に出る田畑に5-3と追い上げられるも強烈なショットで流れを渡さず、川西がポイントを積み重ね優勝を決めた。
【順位】
優勝 川西飛生
準優勝 田畑遼
3位 高橋光
4位 松村怜
5位 逸崎獅王
6位 奈良恒輝
7位 柳宏優
8位 神山宏正

出場した8選手[画像提供: tennis365.net]
【日程】
2023年12月9日・10日
【開催場所】
モリパークテニスガーデン(旧 昭和の森テニスセンター/東京都昭島市田中町600)
【報奨支援】
優勝:海外遠征費・キャンプ費などを補助(上限300万円)
西岡賞:海外遠征費・キャンプ費などを補助(上限50万円)
※西岡プロが独自の目線で選定
その他、優勝選手には来年日本で開催される国際大会「Uchiyama CUP」の本戦出場権と「SBC Dream Tennis」への出場権も副賞として授与される。
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男子
本戦 12/13(水)~12/17(日)
女子
本戦 12/20(水)~12/24(日)
全日本選手権ファイナリストの白石 光や加治 遥らがエントリー
24日(日)はデ杯日本代表監督の添田 豪さんとバモスわたなべさんによるテニスクリニック開催

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