10日、阪神競馬場で行われた第75回阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳・牝・GI・芝1600m)は、中団追走から直線で一気に各馬を差し切った北村宏司騎手騎乗の3番人気アスコリピチェーノ(牝2、美浦・黒岩陽一厩舎)が、その内を突いてゴール前…

 10日、阪神競馬場で行われた第75回阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳・牝・GI・芝1600m)は、中団追走から直線で一気に各馬を差し切った北村宏司騎手騎乗の3番人気アスコリピチェーノ(牝2、美浦・黒岩陽一厩舎)が、その内を突いてゴール前迫った5番人気ステレンボッシュ(牝2、美浦・国枝栄厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒6(良)。

 さらに1.1/4馬身差の3着に2番人気コラソンビート(牝2、美浦・加藤士津八厩舎)が入った。なお、1番人気サフィラ(牝2、栗東・池添学厩舎)は4着に終わった。

 勝ったアスコリピチェーノは、父ダイワメジャー、母アスコルティ、その父Danehill Dancerという血統。新馬戦、新潟2歳Sに続く無傷の3連勝で2歳女王の座に輝いた。黒岩陽一調教師はGI初制覇。本レースを無敗で制したのは2020年のソダシ以来3年ぶりとなった。

【阪神JF】1949年に創設され、90年までは「阪神3歳ステークス」の名称で実施されていた重賞。当初は1200mで行われていたが、62年以降は現在と同じ1600mで実施されている。91年に牝馬限定競走となり、2歳(旧表記3歳)牝馬のチャンピオン決定戦となった。01年から現在の名称が使われており、ジュベナイル(Juvenile)は、「少年」「少女」を意味する英語。フィリー(Filly)は特に4歳までの牝馬を指す。

【勝ち馬プロフィール】
◆アスコリピチェーノ(牝2)
騎手:北村宏司
厩舎:美浦・黒岩陽一
父:ダイワメジャー
母:アスコルティ
母父:Danehill Dancer
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 アスコリピチェーノ 3人気
2着 ステレンボッシュ 5人気
3着 コラソンビート 2人気
4着 サフィラ 1人気
5着 シカゴスティング 12人気
6着 ルシフェル 6人気
7着 スウィープフィート 9人気
8着 ドナベティ 13人気
9着 コスモディナー 14人気
10着 キャットファイト 4人気
11着 テリオスルル 17人気
12着 ナナオ 8人気
13着 クイックバイオ 10人気
14着 スプリングノヴァ 11人気
15着 プシプシーナ 15人気
16着 カルチャーデイ 7人気
17着 ニュージェネラル 16人気
18着 ミライテーラー 18人気