最後の世界陸上に臨む男子短距離王者のウサイン・ボルト。深刻なドーピング問題に揺れてきた近年の陸上界を振り返り、「どん底から這い上がろうとしている」と語った。

クリーンなイメージを取り戻すための戦いを強いられてきた陸上界。2年前の世界陸上でもボルトは、「すべてのアスリートには競技のイメージアップに貢献する責任がある」と持論を展開していた。

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8月1日に会見したボルトは記者からの「陸上を観る多くの人々が、以前よりも懐疑的になっています。このスポーツはどん底まで落ちて這い上がる途中だと感じますか?」との質問に答えている。

「個人的には前からそうだったと思う。ロシアでのスキャンダル以降、それ以上悪くなるとは思えない。だからいまは再浮上の途中だ。僕らはとにかく続けていくしかない。アスリートたちは進み続けることで、このスポーツに何が起きているかを見て、いまやっていることをやめなければこのスポーツは死ぬと理解できるだろう。陸上の現状を理解してほしいと思う。アスリートとして陸上を助けるためにやるべきことは前進することだ」