高円宮杯 JFA U-18サッカー・プレミアリーグ2023ファイナルが10日、埼玉スタジアム2002で開催される。東西に分かれた高校世代のプレミアリーグの最強クラブがいよいよ決定だ。 (きょう10日の埼スタでは)プレミアリーグ2023・E…

高円宮杯 JFA U-18サッカー・プレミアリーグ2023ファイナルが10日、埼玉スタジアム2002で開催される。東西に分かれた高校世代のプレミアリーグの最強クラブがいよいよ決定だ。

(きょう10日の埼スタでは)プレミアリーグ2023・EAST王者〜青森山田高校と、プレミアリーグ2023・WESTの王者〜サンフレッチェ広島F.CユースがU-18年代における“日本一”を懸け、激突する。

青森山田は、粘り強い守備に加え攻守の切り替えも早く、安定の強さをみせる存在だ。MF・芝田玲をはじめとする超攻撃陣に加え、15得点をマークするFW・米谷壮史、DF・小沼蒼珠のアグレッシブな強肩ロングスローからのセットプレーにも警戒したい。ディフェンスでは、DF・山本虎選手とDF・小泉佳絃による磐石の布陣〜センターバックが特徴的だ。チーム専属のゴールキーパーコーチによるスカウティングや戦術で鍛え抜かれた守護神・GK鈴木将永のプレーにも注目がかかる。

28日に幕開けする「第102回全国高校サッカー選手権大会」で4年ぶり3度目の日本一奪還へ挑むためにも、青森山田はチーム一丸となって勝利を目指す。

対するサンフレッチェ広島F.Cユースは、リーグ開幕・第1節でまさかの5失点を喫し(リーグ戦序盤は少し苦しんだものの)指揮官(野田知監督)が標榜するポゼッションサッカーが功を奏し、ピッチ内外で絶好調だ。ちなみに野田監督は、ヴィッセル神戸U-18(兵庫)の監督時代に2度ファイナルに進みながらも敗れた悔しい想いを抱いているだけに、指揮官として初の日本一に懸ける意気込みは強い。

プレミアリーグ2023・WESTで2年ぶり6度目の優勝をもぎ取った勢いそのままに、虎視眈々と日本一を狙う広島。

チームの司令塔・MF竹山心を起点に、サイドバックの2人(DF石原未蘭選手&DF橋本日向)がピッチを縦横無尽に走り続けるスタイルが特徴。攻撃面では、FW中川育、FW角掛丈の躍動も加わり(第10節以降は)6連勝を達成するなど勢いに乗っている。FIFA U-17ワールドカップ・インドネシア2023のメンバーに選出されたFW井上愛簾、MF中島洋太朗の活躍にも注目したい。

私立強豪サッカー部・青森山田高校とJリーグの下部組織・サンフレッチェ広島F.Cユースによる決勝は、2023年12月10日(日) 埼玉スタジアム2002で13:00 キックオフ。

文/スポーツブル編集部