マリニン、宇野、鍵山の3人が100点超え。FSでのパフォーマンスが楽しみだ(C)Getty Images  ハイレベルな争いに海外メディアも熱い視線を注いでいる。 現地12月7日、フィギュアスケートのグランプリ(GP)…

 

マリニン、宇野、鍵山の3人が100点超え。FSでのパフォーマンスが楽しみだ(C)Getty Images

 

 ハイレベルな争いに海外メディアも熱い視線を注いでいる。

 現地12月7日、フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルが中国・北京の国家体育館で開幕。初日に行なわれた男子シングルのショートプログラム(SP)では、“4回転の神”の異名を持つ19歳のイリア・マリニン(米国)がSP史上初の4回転アクセルに成功し、106.90点でトップに立った。

【動画】「本当に大きなインスピレーションだ」マリニンが宇野昌磨、鍵山優真に敬意を示した会見の様子

 

 一方、大会2連覇がかかる昨季世界王者の宇野昌磨(トヨタ自動車)は、ノーミスの演技で今季自己最高の106.02点をマークしたものの、マリニンの得点には僅か届かず2位発進。また、2022年北京五輪銀メダリストの鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大)もミスなく演技を終えたが、103.72点の3位となっている。

 上位3選手が100点超えをマークしたSPの結果を受け、イタリアのスポーツメディア『OAスポーツ』は、「マリニンがショートで4回転アクセルを決めてトップに立つ」と見出しを打った記事を掲載。新鋭マリニンの演技を、「このアメリカ人はショートプログラムで初めて4回転アクセルを成功させ、歴史の1ページを刻んだ」と称賛した。

 そのうえで、「しかし、全力を尽くしたとはいえ、試合はまだ終わっていない」とし、ハイパフォーマンスを見せた宇野、鍵山の演技にも「世界タイトルホルダーのウノはクリーンな滑りでトップと僅差の2位」「カギヤマもミスなくジャンプを成功させ、103.72点で3位となった」と触れて、過去最高レベルの争いを報じている。

 現地9日のFSでは、はたしてどんな演技が見られるだろうか。新しい時代の優勝争いに注目だ。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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