8日、香港のシャティン競馬場で、田中博康調教師が共同記者会見に出席。香港国際競走に出走する管理馬2頭、香港ヴァーズ(3歳上・香G1・芝2400m)のレーベンスティール(牡3)と香港カップ(3歳上・香G1・芝2000m)のローシャムパーク…

 8日、香港のシャティン競馬場で、田中博康調教師が共同記者会見に出席。香港国際競走に出走する管理馬2頭、香港ヴァーズ(3歳上・香G1・芝2400m)のレーベンスティール(牡3)と香港カップ(3歳上・香G1・芝2000m)のローシャムパーク(牡4)について語った。

 2頭の状態について、田中博師は「ローシャムパークは非常に順調に来ているなというところです。レーベンスティールは1日少し調整が遅れていますが、とてもいい状態だと思ってこちらに来ていますし、コンディションは非常にいいと思います」と満足そうに語った。

 レースを見据え、まずはレーベンスティールについて、「非常にレースセンスもいいですし、ここにきての精神状態の安定などを考えると、ある程度前での競馬になるのかなと想定しています」とコメント。7番ゲートについても、「そういった意味でもいい枠が引けたのかなと思います」と前向きに捉えた。

 一方のローシャムパークについては、「その時々の精神状態によって競馬のスタイルが変わってしまうところがあるので、その時にならないと読めない」と正直に口にする。その上で「大外というのは、どういう競馬になってもリカバリーはしやすくなったと思います」と語った。

 調教師としては初の香港遠征でG1を2勝の快挙となるか、要注目となる。