ディープインパクト産駒のプログノーシス(牡5、栗東・中内田充正厩舎)が、香港C(3歳上・G1・芝2000m)でGI初制覇を狙う。  プログノーシスは父ディープインパクト、母ヴェルダ、母の父Observatoryの血統。母は伊で2勝。半兄…

 ディープインパクト産駒のプログノーシス(牡5、栗東・中内田充正厩舎)が、香港C(3歳上・G1・芝2000m)でGI初制覇を狙う。

 プログノーシスは父ディープインパクト、母ヴェルダ、母の父Observatoryの血統。母は伊で2勝。半兄のVordaは英G1チェヴァリーパークSを制している。ここまで11戦6勝。体質の弱さが影響し、休み休みのローテーションを強いられたが、昨春に3連勝でオープン入り。その後はカシオペアSが2着、中日新聞杯が4着と取りこぼしたが、今春の金鯱賞で重賞初制覇を果たした。その後、海外初遠征となったクイーンエリザベスII世Cは展開不向きの中、負けて強しの2着。休みを挟んで札幌記念で重賞2勝目を挙げると、前走の天皇賞(秋)は3着。イクイノックスには完敗を喫したものの、後方からしっかりと脚を伸ばし、GI級の能力を改めて示した。

 今回は今春に続いて2回目の香港遠征。大手ブックメーカー・ウィリアムヒルのオッズでは、連覇を目指す地元の雄・ロマンチックウォリアーに続く2番人気に支持されている。鞍上は7戦6勝のベストパートナー・川田将雅騎手。機は熟した。今度こそは頂点の座をつかみ取る。