久保には複数のクラブが興味を示しているが…(C)Getty Images ラ・リーガやチャンピオンズリーグの舞台で、高い…

久保には複数のクラブが興味を示しているが…(C)Getty Images

 ラ・リーガやチャンピオンズリーグの舞台で、高いパフォーマンスをみせているレアル・ソシエダの久保建英。シーズン開幕以降、9月のリーグMVP受賞などのピッチ上での話題もさることながら、今後の去就をめぐっても、欧州サッカー界の関心事となっている。

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 久保に対し、各国リーグのビッグクラブ首脳が熱視線を送る中、前所属であるレアル・マドリーへの”復帰”の噂も根強く囁かれている。これまで、プレミアリーグのリバプールや、もう一つの古巣であるバルセロナなどが冬の移籍市場で獲得を目指すと報じられたものの、レアル・マドリーは今季中は静観、来シーズンの戦力として日本人アタッカーの「買戻し」に動くことが有力視されてきた。

 しかし、12月を迎えシーズンが半ばに差し掛かろうとしている現在、来季の構想において、久保の復帰が「白紙」となる可能性が出てきたようだ。

 レアル・マドリーの情報を発信する『BERNABEU DIGITAL』が現地時間12月5日(日本時間6日)、同クラブへの久保の復帰を論じるトピックを配信。その中で、「レアル・マドリーはタケ・クボの復帰を優先事項とは考えていないようだ」と伝えた。

 同メディアは、クラブが久保の動向を注視していることには変わらないとしながらも、「その決定はシーズンの終わりに下されることになる。しかし今日のサンティアゴ・ベルナベウでは、彼らは行動を起こさない傾向にある」と指摘している。

 その上で、久保がEU圏外選手であることに加え、「ブラヒム・ディアスが、ヴィニシウス(ジュニオール)の負傷後の出場時間を活かしている」と攻撃陣の層の厚さなどもあり、クラブに戻す必要がないと主張。

 さらに、もう一つ、久保の復帰が未定とされる理由を以下の様に説いている。

「レアル・マドリーは日本人選手を回収して高値で売却するという選択肢は考えていない。規定の金額がレアル・ソシエダに支払われる場合、それはタケがチームの一員となるためであって、彼で金儲けをするためではない」

 現在、負傷者が増えるも高い攻撃力を維持し、盤石の強さをみせているレアル・マドリー。当面の間、久保が戦力として加わる隙間は無いのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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