オリックス・バファローズから、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す山本由伸投手。史上初の3年連続投手4冠と…

オリックス・バファローズから、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す山本由伸投手。

史上初の3年連続投手4冠とパ・リーグMVPに輝いた日本のエース右腕は、総額2億ドル(約294億円)規模の大型契約が予想されている。山本が選ぶ新天地はどこになるのか。ここでは、公式データを元にメジャー全30球団の本拠地球場を比較してみたい。

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■千賀の同僚なら、投手有利の本拠地に

MLB公式のデータページ『Baseball Savant』では、球場ごとの偏りを表す指標「パークファクター」が掲載されている。安打や本塁打の出やすさ、打球の飛距離に影響する要素(風、標高、気温、屋根の有無)などが網羅され、各球団のチーム作りにも理解を深められるのが魅力だ。

直近3年間のパークファクターでとりわけ投手有利の球場とされているのが、シアトル・マリナーズの本拠地「T-モバイルパーク」だ。平均を100とした場合で「92」の指標。得点の入りにくさ、安打の出にくさが際立っており、今季の球場別平均打率では4年連続メジャーワーストの.228を記録。シアトルは年間を通して平均気温が低く、打球飛距離が減少しやすいというデータも出ている。

そのほか、山本の移籍先候補を見ていくと、ボストン・レッドソックスの本拠地フェンウェイパークは、パークファクター「108」でメジャー2番目に打者有利。ニューヨーク・ヤンキースのヤンキースタジアム、ロサンゼルス・ドジャースのドジャースタジアムはそれぞれ「98」「99」でほぼニュートラルだが、本塁打だけは出やすい球場という評価。

また、千賀滉大投手が所属するニューヨーク・メッツの本拠地シティーフィールドは、パークファクター「96」でメジャー3番目に“投手有利”とされている。二塁打が全球場でもっとも出にくく、三塁打と本塁打の指標も低めで山本にとって条件は悪くない。

千賀は今季29試合に先発し、12勝7敗、ナ・リーグ2位の防御率2.98を記録した。渡米して、2022年の「1.94」より1点ほど防御率を落としたが、今季のメジャー平均は「4.33」で、投高打低のプロ野球に比べて1点以上も高い。防御率だけで投手を評価する時代ではないが、過去3シーズンで平均「1.44」と敵なしだった山本に求められる“合格ライン”は、自ずと見えてくるだろう。

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文●有賀博之(SPREAD編集部)