2023年12月5日 伊東温泉競輪開設73周年記念「椿賞争奪戦」G3(最終日)12月2日から4日間の日程でナイター開催された、伊東温泉競輪開設73周年記念「椿賞争奪戦」G3が、最終日を迎えた。シリーズは連日、同地区の先輩との連携で動きの良さ…

2023年12月5日 伊東温泉競輪
開設73周年記念「椿賞争奪戦」G3(最終日)

12月2日から4日間の日程でナイター開催された、伊東温泉競輪開設73周年記念「椿賞争奪戦」G3が、最終日を迎えた。シリーズは連日、同地区の先輩との連携で動きの良さを見せる伊藤旭や調子を取り戻してきた吉澤純平が3連勝で決勝進出の活躍。地元の南関東地区からは松井宏佑が2日目以降パワー全開で、競輪祭決勝の鬱憤(うっぷん)を晴らすかのような自力で躍動し、牽引した。
南関東4車が結束して注目が集まった決勝は、松井が前受けから突っ張って主導権を握ると、その3番手から和田健太郎が突き抜けて1着でゴール。2021年12月の佐世保記念以来2年ぶり、4回目のG3を制した。

※準決勝のレポートはこちら
※レインボーカップA級ファイナルの結果はこちら

【伊東温泉競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/松井宏佑(S1・神奈川113期)
2/渡部幸訓(S1・福島89期)
3/伊藤旭(S1・熊本117期)
4/吉澤純平(S1・茨城101期)
5/和田健太郎(S1・千葉87期)
6/五十嵐力(S2・神奈川87期)
7/武藤龍生(S1・埼玉98期)
8/林慶次郎(S2・福岡111期)
9/佐々木龍(S2・神奈川109期)

【レース展開】





誘導以下、1松井-9佐々木-5和田-6五十嵐、8林-3伊藤、2渡部、4吉澤-7武藤で周回。青板から吉澤が上昇を開始すると、青板BS過ぎには松井が突っ張っていく。赤板では林も仕掛けていくが、これも松井が突っ張り切り、南関東4車が主導権を握ったまま、最終HSも通過。吉澤が再度、捲りを狙うも不発。南関東勢が優位のまま最後の直線を迎えると、松井が逃げ粘る中、3番手から和田が鋭い差し脚で突き抜けて優勝ゴール。2着に松井、3着に佐々木が入線。南関東勢が上位独占を果たした。

【伊東温泉競輪G3(最終日)12R=S級決勝・結果】
2車単5-1 3,220円(12番人気)
3連単5-1-9 6,080円(11番人気)
決まり手:差し-逃げ



優勝/和田健太郎(S1・千葉87期)
今回成績/特6・二2・準2・決1
次走出場予定/奈良F1(12月18日~20日)

皆が皆、やれることをやりました。一番は松井(宏佑)君が先行して、(佐々木)龍もそれに対して、仕事をしてくれていた。優勝できたのは、前の2人のおかげだし、五十嵐(力)さんが後ろを固めてくれたからだと思っています。本当に嬉しいです。
打鐘で、伊藤(旭)君に降りてこられたのは、僕のミスでしたが、対処できたので良かったです。最後は勝負なので、中(松井と佐々木の間のコース)をいかせてもらいました。ゴール前の伸びは、できすぎですね。結果だけ見れば、良かったのですが、僕としては、中身があまりなかったので、練習をしっかりして、感覚をもっと取り戻していきたいと思っています。





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\伊東温泉G3(最終日)ピックアップ/
【最終日2R=S級一般】


「経験を積んだ開催」
1着/日高裕太(S2・静岡121期)

4日制の競輪が2回目、しかも復帰戦だったので、3日間の疲れが残っていて、キツかったのですが、最後まで踏み切れて良かったです。プロになってから、落車と骨折は初めてだったので、しんどい2カ月でした。でも、ここに向けて練習をしてきたので、最終日の一般戦ですが、1着が取れて良かったですし、先輩方に良い経験をさせてもらったので、収穫のあった記念でした。弱点は、脚を使った後に踏み直せないところ。そこを強化していきたいと思います。

【最終日11R=S級特別優秀】


「頑張っているだけです」
1着/内藤宣彦(S1・秋田67期)

(1着は)自分でもビックリです。(最終BSでは)自然と体が動きました。自分は、30代、40代と、変わらずに同じことをやっているだけ。同世代がいなくなる中で、変わらずに頑張っているだけです。確実に脚は落ちているのですが、ピスト6でタイムが出て、「まだできる」と、自信にもなっていますね。最近、調子のいい、僕の一つ上の(山口)富生さんに負けないように、頑張って練習をしています。