男子テニスで元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)は4日、自身のSNSを更新。今月1日、31日に開幕するブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で約1年ぶり復帰することを発表したが、「発表するのを恐れていた」と…

男子テニスで元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)は4日、自身のSNSを更新。今月1日、31日に開幕するブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で約1年ぶり復帰することを発表したが、「発表するのを恐れていた」と明かした。
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37歳のナダルは今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)2回戦で左股関節付近を痛めながらM・マクドナルド(アメリカ)と対戦し、ストレート負け。その後ツアー復帰が叶わず、5月にラファ・ナダル・アカデミーで開かれた会見で全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の欠場と長期の休養に入ること、そして2024年シーズンでの現役引退の可能性を示唆した。
その後ナダルは6月に左大腰筋の関節鏡手術を受けリハビリに励み、10月に入ってからはコートで練習する様子を定期的に自身のSNSで公開。先月15日には復帰が近づいているとコメントしていたナダルは今月1日にブリスベン国際でツアーに復帰すると発表した。
そして今回SNSを更新したナダルは「結局、1年間試合に出られなかったし、股関節の手術だったから、(復帰)発表するのを恐れていたんだ。でも、一番心配なのは股関節のことではなく、それ以外のことなんだ。準備はできていると思うし、うまくいくことを信じている」とコメント。
続けて1年以上試合に出場していないことに関して「僕はまず第一に、あの緊張、あの錯覚、あの恐怖をもう一度感じたい。何も期待しないことを自分に求めている。これが真実だよ。キャリアを通して自らに要求してきたことを要求しない能力を持つこと。僕は今、異なる瞬間、異なる状況、未踏の地にいると信じている」と語った。
「僕はこれまでの人生で、自分に最大限の要求をしてきた。そして今、僕が本当に望んでいるのはそうしないこと。(自分に)最大限の要求をしないことなんだ。最初はとても難しくなることを受け入れ、必要な時間を自分に与え、うまくいかなかったとしても自分を許すこと。しかし、この幻想を持ち続け、努力する精神と体が僕に応えてくれるならば、そう遠くない将来、物事が変わる可能性はあるだろう」
2019年に錦織圭が大会を制して以来5年ぶりの開催となるブリスベン国際に四大大会通算22勝の王者が約1年ぶりにコートに帰還する。
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