野球部などが全国の強豪として知られる、履正社高校(大阪府豊中市)がラグビー部を新設することになった。2025年度からの活動開始に向け、1日から指導者の公募を始めた。 同校ラグビー部は部員不足などで13年度限りで廃部。創立100周年だった昨…

 野球部などが全国の強豪として知られる、履正社高校(大阪府豊中市)がラグビー部を新設することになった。2025年度からの活動開始に向け、1日から指導者の公募を始めた。

 同校ラグビー部は部員不足などで13年度限りで廃部。創立100周年だった昨年、レフェリーや対戦相手ともコミュニケーションの機会が多く、練習や試合で英語での会話が必要になるなど、ラグビーの教育的価値を見直す機運が学内で高まったという。

 ラグビー部は野球部などと同じ「強化クラブ」として全国トップレベルでの活躍が目標になる。1学年20~25人を想定し、練習拠点は大阪府箕面市にある人工芝のグラウンドになる。

 大阪は東海大大阪仰星、常翔学園、大阪桐蔭などの全国屈指の強豪がそろう激戦区だ。部の創設を担当する釜谷一平・学校法人広報企画局長は「険しい道のりになるのは承知している。いつかは『花園』(全国高校大会)、選抜大会をめざしたい」と話した。(松沢憲司)