3日にチャンピオンズカップ(GI、中京ダ1800m)を含めたWIN5対象レースが行われる。 JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は的中票数5,703票、…

3日にチャンピオンズカップ(GI、中京ダ1800m)を含めたWIN5対象レースが行われる。

JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は的中票数5,703票、払戻金10万2,610円と配当は低かった。しかし昨年もジャパンC週は落ち込み、チャンピオンズC週は358万3,620円という好配当を記録しており、今年も同様の傾向に期待が持てる。

ここでは対象レースの過去10年データをベースに、WIN5を攻略する。

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■レモンポップもセラフィックコールも消し

ダート界の頂上決戦といっても過言ではない本レース。過去10年のうち中京開催となった9年間の人気傾向を見ると、1~3番人気が6勝を挙げているものの、2015年には12番人気のサンビスタ、17年には8番人気のゴールドドリームが制したように、大荒れになることもある。

脚質傾向を見ると、逃げ0勝、先行4勝、差し3勝、追込2勝で逃げは好走しても3着まで。追込も厳しく、上がり最速を記録しても馬券内に届かないこともあり、最終直線での仕掛けどころがカギ。2017年に4角11番手から制したゴールドドリームは、最終直線の急坂では焦らず徐々に進出。坂を登りきった辺りから一気にスパートし、そのまま差し切っている。

しかし、追込は展開が向かないとチャンスが少なく、基本的には先行抜け出しが王道。現在5連勝中と勢いのあるセラフィックコールは出遅れる可能性も高い。それであれば先行力のあるレモンポップといきたいところだが、初の中京ダ1800mで距離や最後の急坂が持つか未知数だ。

不安要素のある上位人気2頭を消し、今回はクラウンプライド1頭で勝負したい。昨年のチャンピオンズCでは、道中番手追走ながら上がり3F2位の36秒7という末脚でクビ差2着。その後海外を転戦、韓国ソウルで行われた前走・コリアCでは、最終直線をほぼノーステッキで突き抜け、2着のグロリアムンディに10馬身差をつけ圧勝した。

前走の実績を見ても成長著しい4歳馬が今回のダート頂上決戦を制すると見た。ここはクラウンプライド一点突破を狙う。

■WIN5は想定2桁オッズも候補

今回警戒すべきは、WIN5中山11R・ラピスラズリS。平均3連単配当額は19万3,415円と例年大荒れ。2020年には3連単44万5,820円と記録したこともあり、伏兵の活躍にも期待ができる。今回はここが山場と見る。

まずWIN1中京10R・鳴海特別は、ダート1400mで行われた5年分のデータから分析。人気傾向を見ると、1番人気1勝、2番人気3勝、3番人気1勝と全て上位3頭が制しており荒れないレースと見て良い。脚質を見ると、先行3勝、差し2勝で逃げ・追込は0勝。しかし逃げは2着3回、3着1回と複勝率80.0%を記録しており、芝スタートの中京ダ1400mとの相性の良さも匂わせている。ここは上位人気が予想され先行力もあるディアサクセサー、ロードアウォード、ヴィヴァンの3頭で突破する。

続くWIN2中山10R・市川Sは、ダート1800mで行われた3年分のデータを参考にする。昨年は8番人気のピュアジャッジが逃げ切り、2021年も6番人気のブランクチェックが差し切るなど、データは少ないが例年荒れる傾向が強い。脚質傾向を見ると、2021年以外は逃げ馬が馬券内に残り、さらに中団以降に控えた馬たちもロングスパートを見せていた。前残りに警戒し先行力のあるゴールドバランサーとテーオードレフォン、同コースで行われた2勝クラスを勝ち上がってきたカランセの3頭で勝負。

WIN3阪神11R・ギャラクシーSは過去7年間のデータから分析。脚質傾向を見ると、逃げ1勝、先行1勝、差し4勝、追込1勝ではあるが、差しの4勝はいずれも中団からやや前目にポジションを取っていた。そうなると先行もできるエーティーマクフィとカセノダンサーが狙い目となる。

注目のWIN5中山11R・ラピスラズリSは、1番人気が最多4勝を上げているものの、過去には2013年には13番人気のアフォード、14年には11番人気のプリンセスメモリーが制するなど荒れ模様。昨年も3連単配当は11万490円を記録しており、今年も混戦が予想される。

脚質傾向を見ると逃げ2勝、先行2勝、差し5勝、追込1勝と直線の短い中山だが差しが届きやすい。一方でテンのスピードを生かし、そのまま逃げ切りというケースもあるため、最終レースは手広く押さえておくのが良いだろう。ここは逃げ残りに警戒が必要な、カンティーユとメイショウゲンセン、前走・みちのくSで上がり3F2位の末脚を見せ3着に好走したファロロジー、同レース2着のサンライズオネストの4頭でWIN5最終レースを攻略する。

WIN1:ディアサクセサー、ロードアウォード、ヴィヴァン WIN2:ゴールドバランサー、テーオードレフォン、カランセ WIN3:エーティーマクフィ、カセノダンサー WIN4:クラウンプライド WIN5:カンティーユ、メイショウゲンセン、ファロロジー、サンライズオネスト

計72点

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文●塚本元気(SPREAD編集部)

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