12月10日に阪神競馬場、芝1600mで行われる2歳牝馬のGI、阪神ジュベナイルフィリーズ。前走アルテミスSで2着だったサフィラ(栗東・池添学厩舎)は賞金加算に成功したこともあり、ここでGI挑戦。今朝29日はレースに向けた1週前追い切り…

 12月10日に阪神競馬場、芝1600mで行われる2歳牝馬のGI、阪神ジュベナイルフィリーズ。前走アルテミスSで2着だったサフィラ(栗東・池添学厩舎)は賞金加算に成功したこともあり、ここでGI挑戦。今朝29日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 朝一番のCWへ松山弘平騎手を背に入場。いつものパターンで単走追い切りだったが、今回は偶然なのか、前方に他厩舎の併せ馬がいる状況。3コーナーあたりでは3馬身以上離れていたのだが、それを視界に入れて走っているようにも思える集中した走り。

 道中のラップは13秒台という箇所も多く、ちょっと速すぎるかなあという感じもあったが、最後の直線に向いてからの手応えは楽。同じラップで飛ばしていた他厩舎の2歳はさすがに直線止まっていて、それをラスト1F標識のところで楽々と交わしていくような形となった。

 時計は6F77.9-5F64.2-4F50.8-3F36.7-2F23.4-1F11.7秒。道中があのラップで飛ばして、最後の直線は11.7秒を続けるラップ。6F時計はこの日の一番時計で、77秒台はこの馬1頭しかいない。身体能力の高さが追い切りにも表れていて、成績上は1勝馬でも、GIを勝てるだけのポテンシャルがあることは間違いない。

(取材・文:井内利彰)