デビュー4年目の原優介騎手が、チャンピオンズカップ(3歳上・GI・ダ1800m)のウィルソンテソーロ(牡4、美浦・小手川準厩舎)でGI初制覇に挑む。  原騎手は20年デビューの23歳。ここまでJRA通算58勝。今年は先週までにキャリアハ…

 デビュー4年目の原優介騎手が、チャンピオンズカップ(3歳上・GI・ダ1800m)のウィルソンテソーロ(牡4、美浦・小手川準厩舎)でGI初制覇に挑む。

 原騎手は20年デビューの23歳。ここまでJRA通算58勝。今年は先週までにキャリアハイとなる25勝を挙げている。JRAの重賞にはこれまで15回騎乗しており、22年阪神JFではGI初騎乗ながらミシシッピテソーロを16番人気5着に導いた。

 ウィルソンテソーロは4走前からかきつばた記念、マーキュリーC、白山大賞典と重賞を3連勝した実力馬。GIでもチャンスがある馬に違いない。原騎手は初騎乗だが、管理する小手川準調教師はかつて所属していた小桧山悟厩舎の兄弟子。馬主の了徳寺健二ホールディングスからは今年、全ジョッキーの中で最多の騎乗依頼を受けており、主戦級の存在となっている。勝手知ったるチームで悲願のビッグタイトル獲得となるか。伸び盛りの若手による思い切った手綱捌きを期待したい。