08年の天皇賞(春)を制したアドマイヤジュピタが、繋養先のノーザンホースパークで死んだ。20歳だった。  ノーザンホースパークは28日、公式X(旧Twitter)を更新。「2008年天皇賞・春の覇者、アドマイヤジュピタが老衰のため亡くな…

 08年の天皇賞(春)を制したアドマイヤジュピタが、繋養先のノーザンホースパークで死んだ。20歳だった。

 ノーザンホースパークは28日、公式X(旧Twitter)を更新。「2008年天皇賞・春の覇者、アドマイヤジュピタが老衰のため亡くなりました。パークでは乗馬として競技会へ出場したり、穏やかな性格から多くのイベントでも活躍してくれました。ジュピタ、たくさんのすてきな思い出をありがとう。安らかな眠りをお祈りしています」と綴った。

 アドマイヤジュピタは父フレンチデピュティ、母ジェイズジュエリー、母の父リアルシャダイの血統。現役時代は14戦7勝。4歳時のアルゼンチン共和国杯で重賞初制覇。5歳を迎えて阪神大賞典で重賞2勝目を挙げると、続く天皇賞(春)でGI初制覇を果たした。管理する友道康夫調教師にとっては、これが初のGI制覇だった。

 09年から社台スタリオンステーションで種牡馬となったが、受胎率が振るわず、わずか1シーズンで引退。その後はノーザンホースパークで余生を過ごしていた。JRAで走った産駒は9頭だが、その中からノーブルジュピタが3勝を挙げる活躍を見せている。