スウェーデン・バスタッドで開催された「エリクソン・オープン」(WTAインターナショナル/7月24~30日/賞金総額25万ドル/クレーコート)のシングルス決勝で、第7シードのカテリーナ・シニアコバ(チェコ)が第1シードのカロライン・ウォズニ…

 スウェーデン・バスタッドで開催された「エリクソン・オープン」(WTAインターナショナル/7月24~30日/賞金総額25万ドル/クレーコート)のシングルス決勝で、第7シードのカテリーナ・シニアコバ(チェコ)が第1シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を6-3 6-4で下し、優勝した。

 ウォズニアッキは決勝の間、故障のため四苦八苦していた。世界ランク56位のシニアコバもまた故障を抱えていたものの、シニアコバはウォズニアッキのサービスの不安定さにうまくつけ込み、キャリア2度目のタイトルをもぎ取った。

「これ以上よい週は想像もできないわ。優勝できて本当にうれしい」と、シニアコバは言った。「プレーをただただ楽しめた」。

 ウォズニアッキは今年、5つの決勝を戦い、そのすべてにストレート負けしたことになる。彼女はキャリア26番目のタイトル----クレー大会では彼女が世界ナンバーワンだった2011年以来となるタイトルを目指し、戦っていた。

「厳しい試合だった。カテリーナは非常にいいプレーをしたわ」とウォズニアッキは試合後、相手を称えた。

 ウォズニアッキは左手首に問題を抱え、シニアコバは右腕を痛めていたため、双方の選手が第1セットのあとにメディカル・タイムアウトをとった。

 ウォズニアッキはその後、3-1と盛り返したが、シニアコバが徐々に優勢を取り戻す中、そこから自分のサービスゲームを2度連続で落としてしまった。

 シニアコバにとって今大会は2年連続での決勝進出だった。昨年の彼女はそこでラウラ・シグムンド(ドイツ)に敗れていた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「エリクソン・オープン」で第1シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を倒して優勝した第7シードのカテリーナ・シニアコバ(チェコ)。(写真◎Getty Images/マドリッドで撮影)

Photo: MADRID, SPAIN - MAY 08: Katerina Siniakova of Czech Republic celebrates a point in her match against Angelique Kerber of Germany during day three of the Mutua Madrid Open tennis at La Caja Magica on May 8, 2017 in Madrid, Spain. (Photo by Julian Finney/Getty Images)