男子テニスの国別対抗戦デビスカップファイナルズのファイナル8(スペイン/マラガ、室内ハード)は23日、準々決勝が行われ、世界ランク4位のJ・シナー(イタリア)が単複で輝きを放ったイタリアがオランダを2勝1敗の逆転で破り、2年連続でベスト4…

男子テニスの国別対抗戦デビスカップファイナルズのファイナル8(スペイン/マラガ、室内ハード)は23日、準々決勝が行われ、世界ランク4位のJ・シナー(イタリア)が単複で輝きを放ったイタリアがオランダを2勝1敗の逆転で破り、2年連続でベスト4進出を果たした。
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9月に行われたデビスカップファイナルズのグループステージを勝ち抜いた8チームが出場し、シングルス2試合とダブルス1試合のトーナメントで決着をつける今大会。既に2試合が行われており、フィンランドが昨年王者のカナダを2勝1敗で、オーストラリアがチェコを2勝1敗で下しベスト4に駒を進めている。
そして大会3日目となるこの日の第1試合、世界ランク44位のM・アルナルディ(イタリア)と同51位のB・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)が対戦。アルナルディは第1セットをタイブレークの接戦の末に先取するも第2セットを取り返され1セットオールに追いつかれる。迎えたファイナルセット、互いに1度ずつブレークを奪いタイブレークに突入。アルナルディは3度のマッチポイントを活かせず、ファン・デ・ザンスフルプに1度をものにされ敗戦し、イタリアは後がなくなる。
そして第2試合、前週行われた最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)で準優勝したシナーが登場し世界ランク23位のT・フリークスポール(オランダ)と顔を合わせた。第1セット、第9ゲームでシナーがパッシングショットを決めるなどしブレークポイントを握るも活かせずタイブレークに突入。3度のミニブレークに成功したシナーはセットポイントで強烈なフォアハンドショットを決めて先行する。
続く第2セット、ネット際に出るフリークスポールに対し鋭いパッシングショットやリターンエースを決めたシナーは開始から5ゲームを連取。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第7ゲームをラブゲームでキープしストレート勝ちを収めた。
1勝1敗で迎えた第3試合のダブルス、シナー/ L・ソネゴ(イタリア)組はフリークスポール/ W・クールホフ(オランダ)組と対戦。第1セットは互いにブレークポイントを握るとシナー/ソネゴ組が第8ゲームでブレークに成功し先行する。続く第2セットでも1度のブレークに成功しストレート勝ちを収めた。
この結果、オランダは2勝1敗の逆転で4強入り。準決勝ではN・ジョコビッチ(セルビア)率いるセルビアと対戦する。セルビアは準決勝でイギリスを2勝0敗で下しての勝ち上がり。
【オランダvsイギリスの結果】
第1試合
アルナルディ 7-6 (8-6), 3-6, 6-7 (7-9) ファン・デ・ザンスフルプ
第2試合
シナー 7-6 (7-3), 6-1 フリークスポール
第3試合
シナー/ ソネゴ 6-3, 6-4 フリークスポール/ クールホフ
【イタリアとオランダのメンバー】
<イタリア>
J・シナー
L・ムセッティ(イタリア)
M・アルナルディ
L・ソネゴ
S・ボレッリ(イタリア)
<オランダ>
T・フリークスポール
B・ファン・デ・ザンスフルプ
G・ブロウワー
W・クールホフ
JJ・ロジェール(オランダ)