21日に開幕した男子テニスの国別対抗戦デビスカップファイナルズのファイナル8(スペイン/マラガ、室内ハード)に出場する世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)が22日に会場で会見を行い、シーズン終盤にデビスカップへ出場する意義や代表を…

21日に開幕した男子テニスの国別対抗戦デビスカップファイナルズのファイナル8(スペイン/マラガ、室内ハード)に出場する世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)が22日に会場で会見を行い、シーズン終盤にデビスカップへ出場する意義や代表を背負う意味を語った。
>>綿貫 陽介、清水 悠太ら横浜慶應CH組合せ<<
36歳のジョコビッチは今季、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)や全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)など四大大会を3つ、「ATPマスターズ1000」を2つ、そして最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)などを制覇。
特にタイトルを獲得したロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)とNitto ATPファイナルズは11月に開催され、デビスカップファイナルズも合わせると過密なスケジュールとなっている。
また、ジョコビッチはその強さからいずれの大会も最後まで勝ち残り、試合数も増加傾向にあるためデビスカップへの出場は身体への負担も大きくかかるとされていた。
しかしジョコビッチはNitto ATPファイナルズ決勝から約24時間後にトリノからマラガへ移動。代表チームと練習を行い23日に迫った初戦にむけ調整している。
試合前の会見に登場したジョコビッチは2004年の4月に当時17歳でデビスカップデビューを果たしたときのことに言及した。
「それは明らかに大きな名誉なんだ。僕はとても若かったけど、キャプテンからチームの一員にならないかと誘われたんだ。デビスカップは歴史的にみてもテニス界で最も重要な国別の団体戦だった。世界中のどの国にとっても優勝することは大きなこと。だから20年経った今年、優勝のチャンスがあることを願っているよ」
また、過酷なスケジュールとなっている自身のコンディションについても語った。
「僕は次の日にはこっちに来たよね。そこから1日半くらい休息を取り、トレーニングを始めた。ラケットを手放す時間があまりにもないね(笑)。シーズン最後の1週間だ。みんな最後の一押しが必要だし、本当に良いテニスをしてきたから興奮しているよ」
「トリノでの準決勝と決勝のパフォーマンスには満足していないから、エネルギーとパフォーマンスレベルをこの大会に持ってきたいと思う。デビスカップはシーズン最大の目標の1つなんだ。勝利に貢献できること願っているよ」
現在デビスカップのシングルスで20連勝中のジョコビッチは23日の準々決勝でイギリスと対戦する。今回開催されるデビスカップファイナルズ ファイナル8は9月に行われたグループステージを勝ち抜いた8チームによるトーナメント方式の国別対抗戦で、各国がシングルス2試合とダブルス1試合で決着をつける。
デビスカップファイナルズファイナル8のスケジュールは以下の通り。
<準々決勝>
①11月21日:カナダ vs フィンランド→フィンランドが勝利
②11月22日:チェコ vs オーストラリア→オーストラリアが勝利
③11月23日:イタリア vs オランダ
④11月23日:セルビア vs イギリス
<準決勝>
11月24日:フィンランドvsオーストラリア
11月25日:③と④の勝者
<決勝>
11月26日:準決勝の勝者