<大相撲十一月場所>◇十日目◇21日◇福岡・福岡国際センター 前頭五枚目・翠富士(伊勢ヶ濱)が前頭三枚目・高安(田子ノ浦)に逆転の小手投げで勝利し、7勝目を挙げた。体格差を制した小兵・翠富士の相撲に、ファンも「これぞ相撲の醍醐味」「原チャが…

<大相撲十一月場所>◇十日目◇21日◇福岡・福岡国際センター

 前頭五枚目・翠富士(伊勢ヶ濱)が前頭三枚目・高安(田子ノ浦)に逆転の小手投げで勝利し、7勝目を挙げた。体格差を制した小兵・翠富士の相撲に、ファンも「これぞ相撲の醍醐味」「原チャがハーレーに勝った!」と盛り上がった。

【映像】懸命に耐える翠富士が逆転勝利を果たした瞬間

 身長174センチ、体重115キロの翠富士に対し、高安は身長188センチ、体重186キロ。大きな体の高安は立ち合いもろ手で攻めると強烈な突き押しを展開、のど輪でぐいぐいと押し込んでいく。翠富士が圧力に耐えると、今度は高安が右上手を取って優勢に。だがその後、素早く動いた翠富士がタイミングよく小手投げを決め、逆転勝利を遂げた。勝った翠富士は7勝目。敗れた高安は4敗目を喫した。

 取組前、体格差のある両力士が土俵に登場すると、ABEMAで実況を務めた清野茂樹アナウンサーは「(松鳳山が)大好きなバイクでたとえると(翠富士は)50ccみたいな感じですかね?」と冗談混じりに質問。これに解説の元小結・松鳳山は「そうですね。2ストの50cc」と応じると、巨漢の高安については「ハーレーじゃないですか?(笑)」とジョークを飛ばしていた。

 翠富士が小手投げで見事に勝利すると、清野アナは「原付バイクが勝ちました!」と興奮気味に実況。松鳳山は「立ち合いから高安関が中に入らせないよう突っ張っていた」と指摘しつつ、「翠富士の右手が効いていました。右手があると(高安が)突っ張れなくなって回転が止まってしまうんですよ」と解説し、「いい相撲でした」と両者の健闘を称えた。

 強烈なのど輪に耐えた翠富士の逆転勝利に、ファンからも「業師だなぁ」「スタミナすごい」「これぞ相撲の醍醐味」「原チャがハーレーに勝った!」「これだから相撲は面白い」「かっこよすぎる!」と興奮の声が相次いで寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)