<大相撲十一月場所>◇十日目◇21日◇福岡・福岡国際センター 幕内優勝争いのトップタイに浮上した前頭八枚目・熱海富士(伊勢ヶ濱)が、前頭六枚目・湘南乃海(高田川)を押し出しで下して8勝目を挙げた。立ち合い直前には軽快なステップを見せ、ネット…
<大相撲十一月場所>◇十日目◇21日◇福岡・福岡国際センター
幕内優勝争いのトップタイに浮上した前頭八枚目・熱海富士(伊勢ヶ濱)が、前頭六枚目・湘南乃海(高田川)を押し出しで下して8勝目を挙げた。立ち合い直前には軽快なステップを見せ、ネット上では「ぴょんぴょんルーティン」「あたみんダンス」と盛り上がっていた。
九月場所で11勝の快進撃を見せ、大関・貴景勝(常盤山)との優勝決定戦に惜しくも敗れるも敢闘賞を受賞した熱海富士。十一月場所では初日から5連勝、その後2敗を喫するも好調ぶりを発揮していた。
勝ち越しまで残り星ひとつに迫った十日目は湘南乃海との一番。立ち合い直前に熱海富士はルーティンのステップを披露し、足を右、左と軽快に動かして立ち位置を決めると、立ち合い左からはずに押す強烈な攻めを展開。そのまま前に出続けた熱海富士が押し出しを決め、8勝目となる勝ち星を挙げた。敗れた湘南乃海は4敗目を喫した。
快勝した熱海富士の相撲を受けて、ABEMAで解説を務めた元小結の松鳳山は「素晴らしかった」と大絶賛。「左の使い方がすごい上手」と指摘すると、「湘南乃海も力を出せませんでしたよね。どんどん押し上げられて、残す腰がなくなった」と分析、最後は「(熱海富士が)よく稽古している証拠」と締め括っていた。
勝ち越しを決めた熱海富士に、ファンからは「力強い相撲!」「やっぱり強い 」「安定感あった!」「かっこいい!」「今場所も優勝争う!」と称賛の声が続出。立ち合い直前のステップにも「ぴょんぴょんルーティン」「砂けりルーチン」「あたみんダンス」と注目が集まっていた。
十日目の全取組を終えて、1敗だった前頭十四枚目・一山本(放駒)は前頭十一枚目・平戸海(境川)に敗れて2敗に後退。2敗を死守した熱海富士は一山本のほか大関・霧島(陸奥)、関脇・琴ノ若(佐渡ヶ嶽)と並んで優勝争いのトップタイに浮上することとなった。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)