<大相撲十一月場所>◇九日目◇20日◇福岡・福岡国際センター 序二段四十八枚目・若戸桜(式秀)が序二段四十七枚目・椿富士(伊勢ヶ濱)を押し倒しで下した一番で、不自然な形で崩れ落ちるように倒れた相手のもとへ若戸桜が即座に駆け寄る場面があった。…

<大相撲十一月場所>◇九日目◇20日◇福岡・福岡国際センター

 序二段四十八枚目・若戸桜(式秀)が序二段四十七枚目・椿富士(伊勢ヶ濱)を押し倒しで下した一番で、不自然な形で崩れ落ちるように倒れた相手のもとへ若戸桜が即座に駆け寄る場面があった。優しさがうかがえる若戸桜の振る舞いに、ファンも「思いやりの心が美しい」とほっこりしていた。

【映像】力士の思いやりが溢れた瞬間

 立ち合いもろ手で当たった若戸桜。厳しい突き押しで攻めると、最後は強烈な突きで押し倒しを決めた。弾き飛ばされた椿富士は足をひねるように崩れ落ちながら倒れた。この時、若戸桜は咄嗟に駆け寄ると、倒れた相手の腰に手を回す気遣いを見せていた。勝った若戸桜は3勝目。敗れた椿富士は3敗目を喫した。

 強烈な押し倒しで勝利するも、倒れた相手への気遣いも忘れない若戸桜。その優しさが感じられる姿に、ABEMAの視聴者からも「思いやりの心が美しい」とコメントが寄せられた。

 その後、椿富士は自ら立ち上がって仕切り線へ。両膝にはテーピングが巻かれており、ヒヤッとする場面だったが、問題なく自らの足で歩いて土俵を下りた。(ABEMA/大相撲チャンネル)