実戦復帰戦で衝撃的な敗北を喫した朝倉。(C)Getty Images 衝撃的な幕切れに驚きの声が広まった。11月19日にオープンフィンガーグローブ(OFG)の立ち技打撃格闘技イベント「FIGHT CLUB」(場所非公開)のメインイベ…

実戦復帰戦で衝撃的な敗北を喫した朝倉。(C)Getty Images

 衝撃的な幕切れに驚きの声が広まった。11月19日にオープンフィンガーグローブ(OFG)の立ち技打撃格闘技イベント「FIGHT CLUB」(場所非公開)のメインイベントで、初参戦となった朝倉未来がYA-MANに惨敗した。

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 判定決着なしの一戦は試合開始とともに壮絶な打ち合いとなると、一気呵成に攻め立てたYA-MANを前に守勢に回った未来がコーナーに追い込まれる。

 すると、YA-MANがカウンター気味に放った渾身の右ストレートを顔面に被弾。瞬間的に意識を失って前のめりに倒れた朝倉は、なんとか立ち上がったが、直後に追撃のラッシュを受け、力なく崩れ落ちKO負けを喫した。

 今年7月に行われた「超(スーパー)RIZIN.2」で、ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)に1回タップアウト負けを喫して以来の実践。慣れないキックボクシングルールだったとはいえ、「路上の伝説」の愛称を持つ朝倉としては、屈辱的な惨敗と言えよう。

 試合後にリング上でマイクを握ったYA-MANから「今回、俺の土俵でやったんで、年末MMAとかどうですか。またすぐ終わると思うんですけど。ノーダメージなんで」と挑発的な言葉を投げかけられるも、どこか虚ろな表情でリングを降りた朝倉。その姿にファンもX(旧ツイッター)で「未来が負けた」「あの崩れ落ち方は悲しい」「予定調和にならないのが格闘技」「マジで負けると思ってなかった」という驚きのコメントが相次いだ。

 前日の公開計量では「一部、この試合が予定調和だとか、シナリオがあるとか意見が出てるみたいだけど、完全に真剣勝負です。普通にYA-MANのこと嫌いじゃないし、リスペクトも。ただ明日は殺す気で行く」と強気に語っていた朝倉。わずか77秒で敗れた直後に自身のインスタグラムを更新し、こう綴っている。

「全く記憶がなくて、自分が何者かも分からない状態で朝倉未来を調べて客観的に見てみて、これもう引退ですね。何でこんな自分に沢山のファンがいるかもわからない状態ですが、長い間本当に格闘技にはお世話になりました。ありがとうございました。今の気持ちです」

 カリスマはこのまま終わるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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