「春の高校バレー」として行われる第76回全日本バレーボール高校選手権大会(1月4日開幕、サンケイスポーツなど主催)の地方大会は19日、東京と奈良で決勝などが行われ、男女各3校が本大会出場権を得る東京は男子・駿台学園、女子・下北沢成徳の高校総…

「春の高校バレー」として行われる第76回全日本バレーボール高校選手権大会(1月4日開幕、サンケイスポーツなど主催)の地方大会は19日、東京と奈良で決勝などが行われ、男女各3校が本大会出場権を得る東京は男子・駿台学園、女子・下北沢成徳の高校総体優勝校がともに第1代表に。男子は東亜学園と駒大高、女子は八王子実践と共栄学園が全国に駒を進めた。奈良は男子が添上、女子は奈良文化が切符を手にした。

笑顔の花がコートの中心に咲いた。東京都代表最後の切符をかけた女子3位決定戦で、共栄学園が文京学院大女にストレート勝ち。5年連続の春高出場を決め、2年生エースの秋本美空(みく)は胸をなでおろした。

「インターハイに行けなかったので、春高には絶対に行きたいと思っていた」

準決勝で下北沢成徳にストレート負け。3位決定戦までの時間は、控室で全国大会への切符を手にした状況をチームメートとイメージした。「テレビの実況みたいに、最後勝った瞬間を想像した」。試合前のイメトレも効果を発揮した。

2012年ロンドン五輪銅メダルの大友(旧姓)愛さんの長女は今春、日本代表に初選出された。前回の春高はベスト8。「最後、自分にトスが来たけど決められなくて負けた。今度はどんなボールが来ても打ち切りたい」。次こそ、頂点を狙う。(角かずみ)