大谷の勝利に対する執念はNBAのレジェンドにも通じるものがあるという(C)Getty Images 11月16日、大谷翔…

大谷の勝利に対する執念はNBAのレジェンドにも通じるものがあるという(C)Getty Images
11月16日、大谷翔平が今季のMLB、ア・リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれた。初受賞となった2021年と同様、投票者全員から1位票を獲得し、史上初めてとなる2度目の満票受賞となった。
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エンゼルスでの6シーズン目となった今季も、投打でインパクトを放った。打者としては44本塁打を記録し、初タイトルとなる本塁打王を獲得、また打率も初めて3割を超え、リーグ4位の.304という成績を残している。投手ではローテーションの柱として23試合で先発登板し、チーム最多の10勝をマーク。7月27日のタイガース戦ではメジャーで初めての完封勝利を挙げた。
8月に右肘靱帯、さらに9月には脇腹を痛めたことで、シーズン閉幕を待たずに今季のプレーを終えたものの、春先から投手、野手で獅子奮迅の活躍を繰り広げ、例年以上にチームを牽引し続けた。
さまざまな偉業を成し遂げてきており、さらに進化を遂げている「二刀流」の驚異的なパフォーマンスにより、今季も人々の記憶に残るプレーを披露した大谷。多くの称賛の声が挙がっている中、大谷をよく知る人物からのコメントも伝えられている。
米スポーツメディア『sportskeeda』は、11月18日に配信となったトピックで「木曜日、二刀流のセンセーション、ショウヘイ・オオタニが満場一致でアメリカン・リーグMVPを受賞した。2年ぶり2度目の受賞である」と報じており、「満場一致で2度受賞したのはオオタニが初めて。ほぼすべての球団がオオタニを巡って争うフリーエージェント(FA)に向けて、彼の経歴はさらに強固なものとなった」と評した。
さらに「この日本の天才は様々な事柄と比較されているが、彼の元監督は彼の仕事ぶりをNBAの伝説的選手と比較している」と綴っており、エンゼルス前監督のフィル・ネビン氏のコメントを掲載している。
MLBネットワークのラジオに出演した際での同氏が、「ショウヘイ・オオタニは、ベストになるための準備をしているかぎり、マイケル・ジョーダンやコービー・ブライアントのカテゴリーに入る」と語ったという。大谷の日頃からのプレーへの取り組み姿勢が、NBAのレジェンドプレーヤーと同様であると称えている。
その上で、『sportskeeda』もネビン氏のコメントの印象を「ジョーダンもブライアントも、競争心が強く、コートの内外でベストを尽くすことで広く知られていた。オオタニを誰よりもよく知る人物からの素晴らしい賛辞だ」と綴っている。
まさに、前人未到の領域に達し、さらにプレーヤーとしてのクオリティを高めている大谷翔平。今オフはFA市場でも話題の中心となるなど、「二刀流スター」は日々、米球界の主役を演じ続けている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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