男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は17日にダブルスレッドグループ第3戦が行われ、第3シードのR・ボパンナ(インド)/ M・エブデン(オーストラリア)組が第2シードのW・クールホフ(オランダ)…

男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は17日にダブルスレッドグループ第3戦が行われ、第3シードのR・ボパンナ(インド)/ M・エブデン(オーストラリア)組が第2シードのW・クールホフ(オランダ)/ N・スクプスキ(イギリス)組を6-4, 7-6 (7-5)のストレートで破り、準決勝進出を果たした。この結果、今大会のベスト4が出揃った。
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Nitto ATPファイナルズは今季の獲得ポイント上位8組が出場するシーズン最後の大会。8組が4組ずつに分かれ予選ラウンドロビンを戦い、各グループの上位2組が準決勝に駒を進める。
上位8組以外でランキング20位以内のペアの中にその年のグランドスラム優勝ペアがいる場合は、上位8組の中の最下位のペアに代わって出場する。今大会はこのルールが適用され、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で優勝したR・ヒジカタ(オーストラリア)/ J・クブラー(オーストラリア)組が第8シードとして出場した。
ボパンナ/ エブデン組は第1戦で第6シードのR・ラム(アメリカ)/ J・ソールズベリー(イギリス)組に敗れたものの、第2戦ではヒジカタ/ クブラー組に勝利し1勝1敗で第3戦を迎えた。
この試合で勝った方が準決勝に進むこととなる第3戦、ボパンナ/ エブデン組はファーストサービス時に88パーセントの確率でポイントを獲得し相手にブレークポイントを与えないプレーをみせる。第1セットでは第7ゲームでブレークを奪い先行すると、第2セットはタイブレークを制し、ベスト4進出を果たした。
この結果、レッドグループはラム/ ソールズベリー組が1位、ボパンナ/ エブデン組が2位で4強入り。
一方、16日に第3戦を終えたグリーングループは第5シードのM・グラノジェルス(スペイン)/ H・セバリョス(アルゼンチン)組が1位、第4シードのS・ゴンザレス(メキシコ)/ E・ロジェ=ヴァセラン(フランス)組が2位で4強入りした。
4強入りした8人の平均年齢は37.75歳。31歳のソールズベリー以外の7人は全員35歳以上で、ベテラン勢の巧さとまだまだ衰えることのない力強さが光る大会となっている。
なお最年長の43歳ボパンナは今大会の白星で最終戦史上最年長勝利を記録している。