<大相撲十一月場所>◇五日目◇16日◇福岡・福岡国際センター 序ノ口十三枚目・旭将里(大島)が序ノ口九枚目・森麗(大嶽)を押し出しで下した一番で、立ち合い手つき不十分と見たのか、16歳の新人行司がベテラン力士にピシッと注意する場面があった。…
<大相撲十一月場所>◇五日目◇16日◇福岡・福岡国際センター
序ノ口十三枚目・旭将里(大島)が序ノ口九枚目・森麗(大嶽)を押し出しで下した一番で、立ち合い手つき不十分と見たのか、16歳の新人行司がベテラン力士にピシッと注意する場面があった。
行司を務めたのは、静岡県掛川市出身で中学卒業後に押尾川部屋に入門した式守風之助。初土俵は七月場所で、2007年7月6日生まれの16歳。角界期待の新人行司だ。
土俵に登場した力士は28歳の旭将里と36歳のベテラン・森麗。風之助が「時間です! 待ったなし!」と声をかけて両力士は仕切り線へ。だが森麗が手をふわりと下ろすと、風之助は左手で制するように注意した。
その後の取組では旭将里が一方的な攻めを展開、押し出して2勝目を挙げた。敗れた森麗は2敗目を喫した。
16歳の新人行司が36歳の風格漂うベテラン力士をピシッと注意するシーンに、ファンからは「しっかり注意する風之助」といったコメントが寄せられた。また、その日の最初の取組の際には、立ち合いつっかけた序ノ口十八枚目の山田(伊勢ノ海)に対して、姿勢そのままに低い声で「まだまだまだ」。そんな風之助の落ち着いた土俵裁きに対しても「大物感ある」など期待の声が寄せられていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)