男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ（イタリア/トリノ、室内ハード）は１４日、シングルスレッドグループ第２戦が行われ、第７シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）は第３シードのＤ・メドベージェフに6-7 (7-9), 4-6のストレート…

男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ（イタリア/トリノ、室内ハード）は１４日、シングルスレッドグループ第２戦が行われ、第７シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）は第３シードのＤ・メドベージェフに6-7 (7-9), 4-6のストレートで敗れ、予選ラウンドロビン１勝１敗とした。
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Nitto ATPファイナルズは今季の獲得ポイント上位８選手が出場するシーズン最後の大会。８選手が４名ずつに分かれ予選ラウンドロビンを戦い、各グループの上位２名が準決勝に駒を進める。
ズベレフは第１戦で第２シードのＣ・アルカラス（スペイン）に勝利し第２戦に臨んだ。
この試合、終始主導権を握っていたのはズベレフだった。ズベレフはストロークやサーブ＆ボレーなどを駆使しメドベージェフを翻弄したものの、タイブレークや重要なゲームでことごとくメドベージェフの粘りにミスを誘われた。
第１セットをタイブレークの末に落としたズベレフは第２セット、互いにサービスゲームのキープが続くなか４－５で迎えたプレッシャーのかかる第１０ゲームのサービスゲームで、メドベージェフにアグレッシブな攻撃を仕掛けられると、最後はズベレフのボールがアウトとなり、このセット唯一与えたマッチポイントとなるブレークポイントをものにされ、１時間４５分で敗れた。
この結果ズベレフが準決勝に進むには１７日金曜日に行われる第３戦でメドベージェフがアルカラスに勝ち、なおかつ自身が第５シードのＡ・ルブレフに勝つ必要がある。
自身の４強進出にはメドベージェフの勝利が条件となるズベレフは、試合後の会見で金曜日はメドベージェフのファンになると冗談交じりに述べた。
「金曜日、僕は地球上で一番のダニール・メドベージェフファンになるだろうね（笑）」
「どうなるかな。今、物事は僕次第じゃない。ダニールはとてもいいプレーをしている。彼には勝つチャンスがあると思う。もしそうなったら、僕はアンドレイ（ルブレフ）を倒す準備をして集中しなければいけないね」
レッドグループではメドベージェフがすでに準決勝進出を決めており、１７日の試合結果で残り１枠がアルカラスになるかズベレフになるかが決まる。