池添謙一騎手が、主戦を務めたオルフェーヴルの産駒・ソーヴァリアント(牡5、美浦・大竹正博厩舎)でマイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m)に挑む。  池添騎手はデビュー26年目の44歳。JRAで通算1363勝。GI・27勝を…

 池添謙一騎手が、主戦を務めたオルフェーヴルの産駒・ソーヴァリアント(牡5、美浦・大竹正博厩舎)でマイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m)に挑む。

 池添騎手はデビュー26年目の44歳。JRAで通算1363勝。GI・27勝を含む、重賞96勝を挙げている。スイープトウショウやデュランダル、ドリームジャーニー、現役ではメイケイエールなど、多くの個性派の手綱をとっているが、とりわけファンの印象に残っているのはオルフェーヴルだろう。2度のフランス遠征ではC.スミヨン騎手に乗り替わる悔しさを味わったが、国内の17戦全てでコンビを組み、11年のクラシック3冠などGIを6勝。池添といえばオルフェーヴル、オルフェーヴルといえば池添という名コンビを築いた。

 産駒でもビッグタイトル獲得となるか。マイルCSのソーヴァリアントは、前走の富士Sに続いて2回目のコンビ。当時はナミュール、レッドモンレーヴに完敗の3着だったが、当時は初のマイル戦だったので、差は詰まる余地がある。もちろん、右回りに替わるのも大きなプラスだ。

 これまでオルフェーヴルの産駒には延べ109回騎乗して14勝。重賞は20年福島記念をバイオスパークで制しているが、GIは4回騎乗して19年ホープフルSのオーソリティの5着が最高着順となっている。父を誰よりも知る鞍上が、どんな手綱捌きを見せるのか、大いに注目したい。