<大相撲十一月場所>◇三日目◇14日◇福岡・福岡国際センター  大相撲の力士といえば、一般社会で見れば規格外に大柄な者ばかりというイメージ。平均体重が160キロを超える幕内ともなれば「小兵」と呼ばれる力士であっても、100キロ以上の力士ばか…

<大相撲十一月場所>◇三日目◇14日◇福岡・福岡国際センター

 大相撲の力士といえば、一般社会で見れば規格外に大柄な者ばかりというイメージ。平均体重が160キロを超える幕内ともなれば「小兵」と呼ばれる力士であっても、100キロ以上の力士ばかりだ。ただ現在34歳の序ノ口筆頭・宇瑠寅(式秀)は、相撲界どころか一般社会の中に入ってもスリムな体型。しかも入門時より痩せたという衝撃の事実に、ファンからどよめきが起こった。

【映像】一般男性よりスリム!宇瑠寅の体

 宇瑠寅は、平成二十二年九月場所に初土俵を踏んだベテラン力士。最高位は序二段三十八枚目だが、小さな体で次々と出てくる若手力士たちを相手に懸命に戦っている。アマチュア強豪の若手力士には、体格だけ見れば既に関取級という者がいる中、現在の宇瑠寅は身長165.8センチ・体重60キロ。体重は増えるどころか入門時より7キロ減っている。ABEMAの中継でこの情報が紹介されると「今のほうが体重減ってる?」「一般人より痩せてる」とどよめきのコメントが続出。実際に日本人男性の30代平均では、171.2センチ・71キロであり、宇瑠寅はどちらも下回っている。

 大型力士がゴロゴロいる相撲界にあって、この体格は圧倒的に不利ではあるが、この日は20歳の若手、序二段百枚目・若清(西岩)と対戦。178.5センチ・94.5キロとまだまだ育ち盛りながら自分よりも身長で12.7センチ、体重で34.5キロ上回る相手に対し、立ち合いから堂々と正面でぶつかると、すぐに右の下手を深く差し、さらには両差し、しかも右足で外掛けする懸命の攻めで終始圧倒。快勝で白星を2つ並べると、館内からも大きな拍手を送られていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)