第103回全国高校ラグビー大会県大会決勝が12日、和歌山市毛見の紀三井寺公園陸上競技場であり、近大和歌山が40―12で和歌山工を破り3年連続5回目の全国大会出場を決めた。12月27日に大阪府の東大阪市花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場…

 第103回全国高校ラグビー大会県大会決勝が12日、和歌山市毛見の紀三井寺公園陸上競技場であり、近大和歌山が40―12で和歌山工を破り3年連続5回目の全国大会出場を決めた。12月27日に大阪府の東大阪市花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。

 試合は終始、近大和歌山のペースで進んだ。前半2分、ゴール前のラックからバックスへ展開し、津村涼介選手(3年)がトライを決める。8分にはフォワード陣がモールで押し込み、田中珂偉選手(2年)がトライ。前半で26―0と力を見せた。

 後半に入り和歌山工は、12分に栗山学選手(3年)がトライ。試合終了間際に乾拳士選手(2年)のトライと大谷虎太郎選手(2年)のゴールキックで追いすがったが、届かなかった。

 近大和歌山の森暖真主将(3年)は「いい試合ができたが、後半に反則を出してしまった。花園ではこの点を修正して臨む」と話した。田中大仁監督は「1年生が多いチームだが、決勝はディフェンスがしっかりできた。花園では試合を通じて気力を保ち戦いたい」と話した。