第103回全国高校ラグビー大会の滋賀県予選決勝が12日、大津市の皇子山陸上競技場であった。光泉カトリックが八幡工を126―0で下し、5年連続13回目の優勝を果たした。大阪府の東大阪市花園ラグビー場で12月27日に開幕する全国大会に出場する…

 第103回全国高校ラグビー大会の滋賀県予選決勝が12日、大津市の皇子山陸上競技場であった。光泉カトリックが八幡工を126―0で下し、5年連続13回目の優勝を果たした。大阪府の東大阪市花園ラグビー場で12月27日に開幕する全国大会に出場する。

 昨年の決勝と同じ対戦カード。光泉カトリックが序盤から圧倒した。ボールを縦横に回し、八幡工のタックルをものともしなかった。後半も攻撃の手を緩めず、前半の55点を上回る71点を挙げた。

 先制トライを決めたセンターの河合元輝選手(2年)は「チームに勢いをつけられてよかった」。全国大会で8強の目標を掲げるが、昨年は初戦敗退。ナンバーエイトの川上将虎主将(3年)は「昨年悔しい思いをして、1年がんばってきた。チャレンジャーとして、しっかり相手を倒していきたい」と花園を見据えた。

 八幡工は「止めよ、止めよ」などと声をかけ合って食い下がろうとしたが、及ばなかった。フランカーの善山龍心(りゅうじん)主将(3年)は「リベンジするのが夢だったが、こういう結果になって残念。壁がでかかった」と唇をかんだ。(仲程雄平)