第103回全国高校ラグビー大会大阪府予選の決勝3試合が12日、東大阪市花園ラグビー場であった。第1地区は関大北陽が初優勝。第2地区は大阪桐蔭が3年連続17回目、第3地区は東海大大阪仰星が5年連続23回目の優勝を果たした。3校は、12月27…

 第103回全国高校ラグビー大会大阪府予選の決勝3試合が12日、東大阪市花園ラグビー場であった。第1地区は関大北陽が初優勝。第2地区は大阪桐蔭が3年連続17回目、第3地区は東海大大阪仰星が5年連続23回目の優勝を果たした。3校は、12月27日に同ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。

 第1地区は、初優勝をかけたチーム同士の対戦となり、関大北陽が大産大付を41―7で下した。

 関大北陽は前半11分、モールからボールを持ち出した安田快史選手(2年)が先制トライ。前半にさらに1本、後半も4本のトライを重ねた。大産大付は前半に1トライ1ゴールで3点差に追い上げたが、後半は関大北陽にペースを握られ、堅い守りに阻まれた。

 第2地区は、大阪桐蔭が大阪朝鮮を24―3で破った。大阪桐蔭は前半、何度もアタックを試みたが、大阪朝鮮の激しいタックルにつかまり、0―3とリードされた。だが、後半に3本のトライを重ね、突き放した。

 第3地区は、全国大会に連続出場している強豪同士の対戦。東海大大阪仰星が27―17で常翔学園に勝った。常翔の全国大会への連続出場は8で止まった。

 前半13分、仰星の金子健伸選手(3年)のトライで試合は動きだした。同15分には常翔の岩本有伸選手(3年)が、モールからボールを持ちだしてトライ。同19分に仰星のトライとゴールで12―5となり、前半を終えた。

 後半は両チームともトライとゴールを重ね、後半20分時点の得点差は仰星の7点リード。常翔は1トライ1ゴールで同点に追いつけたが、同24分に仰星が35メートルのペナルティーゴールを決めて、勝利を引き寄せた。(編集委員・中島隆)