<大相撲十一月場所>◇二日目◇13日◇福岡・福岡国際センター  前頭七枚目・北青鵬(宮城野)が前頭八枚目・遠藤(追手風)を強引な上手投げでねじ伏せ、2勝目となる勝ち星を上げた。規格外のスケールで下した北青鵬に、解説の豊ノ島も「説明ができない…

<大相撲十一月場所>◇二日目◇13日◇福岡・福岡国際センター

 前頭七枚目・北青鵬(宮城野)が前頭八枚目・遠藤(追手風)を強引な上手投げでねじ伏せ、2勝目となる勝ち星を上げた。規格外のスケールで下した北青鵬に、解説の豊ノ島も「説明ができない」と唖然となっていた。

【映像】実際の取組

 関取最長身である204センチの恵まれた体格の持ち主で、“棒立ち”スタイルをはじめ規格外の相撲で客席を沸かせてきた北青鵬。九月場所では後半戦で連勝を重ね、千秋楽で逆転優勝の可能性も浮上した注目の若手力士だ。

 巧者・遠藤と対戦した二日目の取組では、立ち合い直後に相手の頭上から右上手を取る豪快な攻めを展開。身長184センチと決して小さくはない遠藤は頭をつけてまわしを探ったが、最後は北青鵬が左手で遠藤の頭をねじ伏せるように押し込んで転がした。規格外の上手投げを決めた北青鵬は初日から2連勝。敗れた遠藤は2敗目となる黒星を喫した。

 北青鵬の豪快な攻めに、ABEMAで解説を務めた元関脇の豊ノ島はしばし無言になった後、「説明ができないですね……」と唖然とした様子。「こういうの習っていないので……でも(上手が)取れるから仕方ないですよね」と続けると、豊ノ島は「でも上位に行くことを考えたら、あれだけに頼るのではなくて、(上手を)浅く取るということもやっていかないといけないような気もします」とアドバイスも送っていた。

 相手力士をねじ伏せるような豪快な上手投げを決めた北青鵬に、相撲ファンからも「規格外過ぎるw」「つぶされた」「上手が奥すぎるのにすごいw」「最初の上手がチートだw」「なんで届くの」「懐オバケ」と驚きの声が続々と寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)