【侍ジャパン練習試合】広島3-6日本代表(11月12日/SOKKENスタジアム)  地方球場で起きたまさかの珍事にファンもびっくりだ。「9番・捕手」で先発出場した広島・石原貴規が3回の第1打席に、左中間への大飛球。ホームランか、フェンス直撃…

【侍ジャパン練習試合】広島3-6日本代表(11月12日/SOKKENスタジアム)

 地方球場で起きたまさかの珍事にファンもびっくりだ。「9番・捕手」で先発出場した広島・石原貴規が3回の第1打席に、左中間への大飛球。ホームランか、フェンス直撃かという際どい当たりが、フェンス上部の金網と、下部のラバーフェンスの間にすっぽりと挟まるハプニングが起きた。

【映像】わずかな隙間に打球がすっぽりはまった瞬間

 侍ジャパン・井端弘和監督にとって、16日から行われる「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」前の最後の実戦。各選手の調子を見極めたい試合だったが、先発の西武・今井達也が、試合開始直後から吹き続けた強風の影響もあってか、しっくりいかないという表情で投げ続けていた。そこに痛打を浴びせたのが広島・石原。3回1死から打席に入ると初球、ど真ん中に入ってきたチェンジアップを強振。打球はぐんぐんと伸びて左中間最深部まで飛んでいった。

 入るか、届かないか。ぎりぎりのところまで飛んだ打球だったが、ここからまさかの事態に。試合会場となった宮崎・SOKKENスタジアムの外野部分は、上部が金網、下部がラバーフェンスになっているタイプ。石原の打球は絶妙な角度で、この上部と下部の合間に向かって飛んでいき、そのまますっぽりとはまってしまった。

 打球を終えた外野手陣が、これはお手上げとばかりにアピールすると、審判団もすぐにエンタイトル二塁打だというジェスチャー。また、外野席の最前列で見ていたファンの数人は、目の前で金網とラバーフェンスのわずかな合間に入る瞬間を見届けると、びっくりしたようなリアクションをしていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)